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格闘技・プロレス

「信じられないボクシングウィークだった」PFP1位クロフォード&同2位井上尚弥の圧巻KO劇を米老舗スポーツ誌が絶賛!

THE DIGEST編集部

2023.08.02

ともに宿敵を相手に圧巻のTKO勝ちを披露したクロフォード(左)と井上(右)。(C) Getty Images、松尾/アフロスポーツ

ともに宿敵を相手に圧巻のTKO勝ちを披露したクロフォード(左)と井上(右)。(C) Getty Images、松尾/アフロスポーツ

 ボクシング界で最も権威のある米国の専門誌「リング」は現地時間7月31日、全階級を通しての最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」を更新した。世界ウェルター級4団体統一王者テレンス・クロフォード(米国)を1位に選出。WBC&WBO世界スーパーバンダム級王者・井上尚弥(30=大橋)は2位にランクされている。
 
 クロフォード、井上とも、長きに渡り世界トップの実力を示し、ランキング決定直前にはそれぞれがビッグマッチの舞台に立ち、勝利を収めている。クロフォードはエロール・スペンスJr.を、井上はスティーブン・フルトンを相手に、いずれも圧倒的な勝ち方でタイトルを手にしたことも今回のPFPに小さくない影響を及ぼしたのは間違いないだろう。

 また、同じく米国内で長い歴史を持つスポーツ誌『Sports Illustrated』も公式サイト上において、クロフォード、井上の戦いぶりなどについて特集記事の中で見解を示している。

 現地時間7月31日のトピックでは、先月下旬にこの両者の試合が行なわれたことで「信じられないようなボクシングウィーク」と称しており、それぞれの試合のインパクトを強調。さらにクロフォードの今後には「カネロ・アルバレスと対戦する154ポンド級無差別級王者ジャーメル・チャーロとの対戦が実現するかもしれない」と早くも次のドリームマッチ実現を見通している。

 また、井上尚弥にも「スティーブン・フルトンにノックアウト勝ちした試合は、クロフォードとスペンスが対戦した時の興奮を思えば、遠い昔のことのように感じられるがとにかく圧倒的だった」と印象を綴っており、続けて「フルトンは無敗の122ポンド級トップ選手としてこの試合に臨んだ。そしてスーパー・バンタム級デビュー戦で、イノウエは彼を一掃した。108ポンドから118ポンドで井上が持っていたパワー、スピード、精度の優位性は、新しい体重でも健在だった」と記しており、「モンスター」のファイトを振り返っている。

 ランキングが示す通り、現在のボクシング界の頂点に位置付けられる実力を持つクロフォード。そして、その座への返り咲きを見据える井上。ともに無敗を記録する「絶対王者」の戦いは、今後も世界中のボクシングファンの目をくぎ付けにしていくことだろう。

 今回発表された『リング』誌のPFPランキングは以下の通り。

1位 テレンス・クロフォード(米国)
2位 井上尚弥(日本)
3位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
4位 サウル・アルバレス(メキシコ)
5位 ドミトリー・ビボル(ロシア)
6位 エロール・スペンスJr.(米国)
7位 デビン・ヘイニー(米国)
8位 ガーボンタ・デービス(米国)
9位 テオフィモ・ロペス(米国)
10位 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
(※2023年7月29日更新)

構成●THE DIGEST編集部
【動画】クロフォード&井上尚弥がダウンを奪った衝撃シーン

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