現地8月25日、陸上の世界選手権ブダペスト大会で、女子やり投げ決勝が行なわれた。北口榛花(JAL)は最終6投目に66メートル73を記録し、金メダルを獲得した。日本女子のトラック、フィールド種目の優勝は史上初の快挙だ。
【動画】金メダルに輝いた北口!最終試技でビッグスローを披露する様子
昨年のオレゴン大会で銅メダルに輝いた北口は、先月には自身が持つ日本新記録を1メートル以上も更新し、今季世界最高となる67メートル04をマーク。今大会に向けて好調ぶりをアピールしていた。
緊張した面持ちで決勝の舞台に登場した25歳は、いきなり61メートル78で2位と好発進を切った。2投目は21センチ記録を伸ばすと、観客に手拍子を求めた続く試技では、63メートルを出した。
4、5投目はいずれも62メートル台を連発させるも、記録は伸びず。4位で最終試技を迎えると、北口は渾身の一投を披露。66メートル73の“ビッグスロー”で大逆転すると、持ち前の最高の笑顔がはじけた。
1投目に65メートル超えをしたF.Dルイスフルタド(コロンビア)が銀メダル、マッケンジー・リトル(豪州)が銅メダルを手にした。
構成●THE DIGEST編集部
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