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「私も70m以上を投げたい」やり投げの新女王・北口榛花が“チェコ凱旋試合”で見事優勝! 世界記録保持者との対決に地元メディアも大注目「サイン責めに遭った」

THE DIGEST編集部

2023.09.05

拠点を置くチェコの国内大会に出場した北口。敬愛するシュポタコバとの対決を制した。(C)Getty Images

拠点を置くチェコの国内大会に出場した北口。敬愛するシュポタコバとの対決を制した。(C)Getty Images

 世界陸上ブダペスト大会の女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花(JAL)が、拠点を置くチェコで開催された大会で“凱旋”を果たした。

 現地9月3日にホドニンで行なわれたのは、チェコ国内で活動する陸上クラブチームによる対抗戦。大きな注目を集めたのは、チェコ出身で女子やり投げの世界記録(72メートル28)を持つバルボラ・シュポタコバと北口の新旧女王対決だ。結果は25歳の北口が60メートル06を投げて優勝を飾り、17歳年上のレジェンドは55メートル40で3位に終わった。
【PHOTO】女子やり投げ決勝で北口榛花が66m73のビッグスロー!史上初の金メダルを獲得した歓喜の瞬間を厳選ショットで特集!

 そんなふたりの対決と北口自身にスポットライトを当てたのが、チェコの地元メディア『iDNES』だ。北口がシュポタコバに強い尊敬の念を抱いていると伝え、「バーラの投げ方はYouTubeでたくさん観てきましたし、彼女のスタイルがすごく好きです。私も70メートル以上投げたいですね。でもまだまだ課題がたくさんあります」という本人のコメントを紹介した。北口が持つ日本記録は67メートル04だ。

 さらに北口は同メディアの「ブダペストよりも小さい会場ですね」との問いかけに対して、「日本では大きなスタジアムで試合をしますが、観客のいない空っぽのスタジアムでも大した問題ではありません」と答え、「ここホドニンはスタジアムこそ小さいけれど、ファンがたくさんいて雰囲気が最高です」とコメント。『iDNES』は「本当に分かりやすいチェコ語で話してくれた」と堪能ぶりを称えている。
 
 加えて、会場で北口は地元ファンに取り囲まれるなど人気を博したという。「キタグチの国内大会でのリスタートは関心度が高かった。競技後に彼女はファンのサイン責めに遭ったほどだ」と記し、「新世界チャンピオンはホドニン周辺で2日間滞在。朝食後に彼女とコーチのデイビッド・セケラックは良い天気のもとで散歩を楽しんだようだ」とも報じている。

 敗れたシュポタコバは「60メートルは出せると思っていました。もうちょっとハルカを苦しめられると思ったんですがね…残念」とニッコリ。北口が所属するクラドノのヤクブ・クバレク監督は「ハルカはスポーツ界全体にポジティブな感動を与えるパーソナリティーを持っている。彼女は世界選手権のメダリスト。そんな選手がチームにいるなんて素晴らしいことです」と絶賛した。

構成●THE DIGEST編集部

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