ラグビー

「疑念は払拭できなかった」チリ戦で快勝スタートの日本代表に仏メディアはシビアな評価!「レベルを大幅に上げなければ…」【ラグビーW杯】

THE DIGEST編集部

2023.09.12

チリ戦で6トライを挙げて快勝を収めたラグビー日本代表。一方ミスが散見されるなどいくつかの課題が浮き彫りになったのも事実だ。(C)REUTERS/AFLO

 現地9月10日、ラグビーワールドカップ2023のプールD初戦で日本代表はチリと対戦し、42対12の圧勝を飾った。
【ラグビーW杯PHOTO】6トライの猛攻で快勝! 日本×チリ戦の厳選ショットをお届け!

 開始6分に先制トライを奪われるも、2分後にすぐさまトライを奪い返して同点に追いつき、その後はアグレッシブかつクールに試合を組み立てて得点を重ねた。6つのトライを決め、SO松田は6本のコンバージョンすべてに成功。ボーナスポイントもゲットする快勝スタートを切っている。

 上々の滑り出しとなったブレイブ・ブロッサムズ(代表チームの愛称)ながら、フランスの全国紙『Le Figaro』の論調はやや懐疑的だ。「日本は勢いにまかせて乗り込んできた初出場のチリを相手に、まったく動じることなく勝利を収めた。ボーナスポイントを獲得したのも、この厳しいプールにあってはきわめて重要である。トゥールーズでサプライズは起きなかったのだ」と称えつつ、次のようにレポートしている。
 
「とはいえ、日本のパフォーマンスはあまり印象的とは言えないものだった。2度のイエローカードによる数的有利を最大限に利用して、キャプテンの姫野を欠いても熱のこもったディフェンスを披露。だが、直近10試合で9敗を喫しているチームを取り巻く疑念を払拭するには至らなかった。ジェイミー・ジョセフ率いるチームは、9月17日(現地時間)にニースで開催されるイングランド代表との次戦では、プレーのレベルを大幅に上げなければならないだろう。この頂上決戦の勝者は、1位と2位のどちらかを確保するはずだ」

 プールDで日本はイングランド、アルゼンチン、サモア、チリと同居。初戦でイングランドはアルゼンチンを27対10で下したが、ボーナスポイントは得られず、日本が5ポイントで暫定首位に立っている。

構成●THE DIGEST編集部

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