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バレーボール

「ハイクオリティーな守備と崩れない集中力」アルゼンチン紙が眞鍋ジャパンを称賛!「湧き出る意欲に屈した」【女子バレー】

THE DIGEST編集部

2023.09.18

アルゼンチンにストレート勝ちした日本代表。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

アルゼンチンにストレート勝ちした日本代表。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 国立代々木競技場第一体育館で開催中の『FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』女子大会で世界ランク8位の日本代表は、第2戦で同19位のアルゼンチン代表に3ー0で勝利。2連勝を飾った。

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 欧州のリーグでプレーする選手を何人も擁するアルゼンチン代表は、北中米・南米諸国の10か国が出場する今夏のパンアメリカ・カップ準決勝で米国を倒し、さらに決勝ではプエルトリコを退けて初優勝を果たした。20歳のオポジット、ビアンカ・クーニョがMVPに輝き、南米選手権では銀メダルを獲得してカンデラリア・エレーラが最優秀ミドルブロッカー賞を受賞。好調の中、今大会を迎えたチームへの期待は大きく、20社近いアルゼンチンメディアが日本戦を伝えた。

『ESPNアルゼンチン版』は、ブラジルとの初戦をストレート負けで終えた同国代表が、日本を相手に3セット目を一進一退の展開へ持ち込んだ健闘を讃えつつ、「世界トップ8にランクインするチームから、湧き出るパリ五輪への意欲に屈した」と報道。

 また、全国紙『Olé』は、ブラジル戦で6本を成功させたエレーラのブロックを0本に抑えた日本のパフォーマンスを、「速さに加えて、ブロックタッチを巧みに狙う攻撃力」「ハイクオリティーな守備と崩れない集中力」と称賛した。
 
 同国バレーボール協会は公式HP上で、「日本は開始直後からアタックでとめどなく得点を重ね、狙いを定めたサーブで追い込んで一方通行の戦いを強いた」と第1セットを振り返り、その猛攻をアタック決定率78パーセント(7得点)で牽引したアウトサイドヒッターの井上愛里沙に言及。「イノウエの対処不可能な攻撃に苦しめられた」と、名前を挙げて伝えている。接戦となった3セット目は、「最後は効果的なトスワークに勝負を決められた」と自国代表の2連敗を冷静に振り返っている。

 試合を中継した国際バレーボール連盟の配信サービス『Volleyball TV』の解説者は、リベロの福留慧美、アウトサイドヒッターの林琴奈、セッターの関菜々巳が繰り出す好守に感嘆。試合は、「なんと素晴らしい!」「お見事!」と、幾度も繰り返していた。

 日本は19日に行なわれる3戦目(全7戦)で、世界ランク23位のプエルトリコと対戦する。今大会で用意されているパリ五輪への切符は2枚。そのうちの1枚をつかみ取るべく、負けられない戦いに挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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