新日本プロレスは『Road to DESTRUCTION』9.25愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会を開催した。第６試合では、Just ４ Guys（J4G）のSANADA＆DOUKI＆TAKAみちのくと、HOUSE OF TORTURE（H.O.T）のEVIL＆SHO＆金丸義信が激突した。

　前日に開催された兵庫・神戸ワールド記念ホール大会で行なった「KOPW2023争奪戦」で、保持者であるタイチにH.O.TのSHOが、時間無制限セコンド手錠拘束マッチで挑戦。この試合中にH.O.Tの暴走を止めるべく、タイチの救出に入ったかと思われた欠場中の金丸がタイチを裏切り、まさかのH.O.T入り。タイチは金丸のタッチアウトからSHOのパッケージドライバーに沈み、KOPW2023王座を奪われた。

　この結果を受けて、大会開始前にタイチは無期限の欠場を申し入れ、チーム名もJust 5 Guysから SANADAが加入する前のJust 4 Guysに変更されることが発表された。

　H.O.T入りを果たした金丸の初戦が早速組まれたことからも、金丸の怪我は偽りの怪我だったと言えるだろう。試合はタイチが不在のJ4G相手にH.O.Tがやりたい放題。J4Gは何とか活路を見い出そうとするが、H.O.Tの勢いは止まらない。最後は金丸がタッチアウトでTAKAから3カウント。H.O.T初戦を白星で飾っている。
  　試合後も襲撃を止めないH.O.Tは、EVILがSANADAに対して「お前の仲間のタイチは尻尾巻いて逃げ出しちまったな！　お前ら、今日を持って『ONLY 3 GUYS』だ！」と痛烈な言葉を浴びせる。

　EVIL の饒舌は、まだまだ止まらない。「３人になったら、ここまで雑魚の残りカスになるとはな！　弱すぎて腹の底から笑えてくるわ。ランバージャック提案して、自らドツボにハマった己の眼力、自分で呪っとけ！」と言うと、新加入の金丸も「タイチどこに行ったんだ？　あいつ情けねぇな。何やってんだ？　休む暇があるならリングに上がって来いよ。逃げてんじゃねぇ！」とタイチに対して言いたい放題だった。

　この日も依然として、SANADAから強奪したIWGP世界ヘビー級のベルトを手に現れたEVILだが、前日にメンバーが増えたうえにJ4Gのメンバーが減ったことを受けて、10.9東京・両国国技館大会で行なわれるSANADAとEVILの同王座戦をセコンドが多い方が有利なランバージャックデスマッチにすると宣言。これはもともとH.O.Tの介入防止のため、SANADAから要求されたものをここぞとばかりに受諾したものだ。

　タイチが両国大会までに戻って来るのかも不透明な状況だけに、SANADAはますます不利に追い込まれた。

◆新日本プロレス◆
『Road to DESTRUCTION』
2023年9月25日
観衆　951人
愛知・名古屋国際会議場イベントホール
▼6人タッグマッチ（30分1本勝負）
SANADA＆DOUKI＆●TAKAみちのく（10分01秒　片エビ固め）EVIL＆SHO＆金丸義信○
※タッチアウト

文⚫︎どら増田

【動画】J5G金丸義信の衝撃的な”裏切り”の瞬間！

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