池江璃花子と中国選手との“友情物語”が現地で注目されている。
9月27日、『杭州アジア大会』の競泳女子100メートルバタフライ決勝で、優勝を飾ったのは55秒86の大会記録で泳いだ地元の張雨霏(中国)だ。直前にインフルエンザに感染した池江は、本調子から程遠く58秒98で5位に甘んじた。
そんな2人は固い絆で結ばれている。2018年のジャカルタで行なわれたアジア大会で前人未踏の6冠を達成した池江。東京五輪での活躍が期待されていた彼女だが、2019年に白血病と診断を受けると、競技を離れ治療に専念することになった。
想像を絶する苦しみを味わった池江だが、驚異的な回復力をみせ東京五輪出場を果たした。一方、池江が長くプールから離れている間、着々と力をつけたのが張雨霏である。東京五輪では200メートルバタフライで五輪新記録、800メートルフリーリレーは世界記録を叩き出し2冠を達成した。
そんなふたりはメドレーリレー後には、健闘を称え、抱擁を交わすシーンがあった。そして今年の世界選手権では、張雨霏が「be the best of yourself」と綴った手のひらを池江に見せ、アジア大会での再会を約束していたのだ。
現地紙『大众日报』によれば、張雨霏は「池江は前回(ジャカルタ)のアジア大会では“天才少女”として認められていた。だけど今は、彼女がプールに戻ってきたことが奇跡だと思う。彼女は見ている人みんなに勇気を与える」と記者会見で賛辞を贈っていた。一方、池江は「張雨霏はとても優れた選手で、今日の彼女のパフォーマンスは嬉しい驚きだった」と中国選手の活躍を評価している。
水の中ではライバルだが、外に出れば固い絆で結ばれている彼女たち。微笑ましいやり取りが続くふたりの関係から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】池江璃花子が日本選手権で4冠達成!! 復活したスイマーの厳選フォトをお届け
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9月27日、『杭州アジア大会』の競泳女子100メートルバタフライ決勝で、優勝を飾ったのは55秒86の大会記録で泳いだ地元の張雨霏(中国)だ。直前にインフルエンザに感染した池江は、本調子から程遠く58秒98で5位に甘んじた。
そんな2人は固い絆で結ばれている。2018年のジャカルタで行なわれたアジア大会で前人未踏の6冠を達成した池江。東京五輪での活躍が期待されていた彼女だが、2019年に白血病と診断を受けると、競技を離れ治療に専念することになった。
想像を絶する苦しみを味わった池江だが、驚異的な回復力をみせ東京五輪出場を果たした。一方、池江が長くプールから離れている間、着々と力をつけたのが張雨霏である。東京五輪では200メートルバタフライで五輪新記録、800メートルフリーリレーは世界記録を叩き出し2冠を達成した。
そんなふたりはメドレーリレー後には、健闘を称え、抱擁を交わすシーンがあった。そして今年の世界選手権では、張雨霏が「be the best of yourself」と綴った手のひらを池江に見せ、アジア大会での再会を約束していたのだ。
現地紙『大众日报』によれば、張雨霏は「池江は前回(ジャカルタ)のアジア大会では“天才少女”として認められていた。だけど今は、彼女がプールに戻ってきたことが奇跡だと思う。彼女は見ている人みんなに勇気を与える」と記者会見で賛辞を贈っていた。一方、池江は「張雨霏はとても優れた選手で、今日の彼女のパフォーマンスは嬉しい驚きだった」と中国選手の活躍を評価している。
水の中ではライバルだが、外に出れば固い絆で結ばれている彼女たち。微笑ましいやり取りが続くふたりの関係から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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