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バレーボール

宮浦健人の“渾身の一打”が日本に流れを呼び込む! ブラン監督も「あれこそ私が求めているバレーボール」と絶賛!

永野祐吏(THE DIGEST編集部)

2023.10.07

チームに勢いをもたらした宮浦。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

チームに勢いをもたらした宮浦。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 龍神NIPPONに“嫌なムード”が漂った第3セット、途中起用された宮浦健人がチームを勢いづかせる一撃を放った。

 10月6日、パリ五輪出場を懸けた『ワールドカップバレー2023』の男子大会で日本代表は強敵セルビアと激突。2セットを先取し王手をかけた日本だが、第3セットは劣勢の場面が続いた。

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“魔の3セット目”が多くのファンの脳裏をよぎっただろう。だが、日本も引き離されないように踏ん張る。18-19の場面で、フィリップ・ブラン監督は宮浦をコートに送った。この大事な局面で、相手のスパイクを西田有志が拾う。乱れたボールを石川祐希がなんとかアンダーでトスアップすると、これに宮浦が合わせ、渾身の一打を相手コートに叩きつけ同点にした。

 ベンチメンバーも思わずコートに飛び出し祝福。宮浦もハイタッチで応え、雰囲気を盛り上げた。この気迫のこもった一発で日本チームは勢いづき、25-22と逆転で第3セットを掴み取った。
 
 試合後、宮浦は「トスが上がってきたので、とにかく思いっきり打たないといけないと思いました。決まった後、盛り上がったし、そこからブレイクもしていけたので、本当に雰囲気を作れて良かった」と役目を果たしたことに安堵した様子だ。

 ブラン監督も「あれこそ私が求めているバレーボールです。スタッフを含めてチームがひとつになって勝利に向かうのを理想としています。セットを取るか左右するのは、一つひとつの細かいポイントだったと思います。 チームはひとつになって、ああいった場面のために努力しているんだと思います。キーになる場面が起きた時はチーム全体で喜ぶ。それが私の求めているバレーです」と賛辞を贈った。

 7日は、4勝1敗、勝点「12」で日本と並ぶスロベニアと対戦予定だ。これに宮浦は「明日も厳しい試合になると思うんですけど、今日これから最大限の準備をして、またチーム一丸となって戦いたい」と気合を入れ直した。

取材・文●永野祐吏(THE DIGES編集部)

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