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格闘技・プロレス

「いずれサッカーに捨てられる…」ロシアの“最強格闘家”ヌルマゴメドフがC・ロナウドに引退勧告!?

THE DIGEST編集部

2019.12.16

ヌルマゴメドフは、スポーツ界のトップ戦線を走るアスリートとして、C・ロナウドへ助言を送っている。 (C) Getty Images

ヌルマゴメドフは、スポーツ界のトップ戦線を走るアスリートとして、C・ロナウドへ助言を送っている。 (C) Getty Images

 ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドは、今年8月に行なわれたイタリア・メディア『TVI』のインタビューで、「僕は40歳、41歳まで続けることもできる。いつも言っているのは、その瞬間を楽しむ必要があるってこと」と発言し、さらなるキャリアを築くこと仄めかした。

 34歳となったC・ロナウドだが、今年10月のウクライナ戦で、キャリア通算700ゴールの金字塔を打ち立てるなど、そのパフォーマンスは衰え知らず。ドリブルで果敢に仕掛けた20代前半の頃と比べ、プレースタイルは大きく変化したが、得点能力は当時とは比較にならないほど研ぎ澄まされている。

 そんなサッカー界が誇るスーパーアスリートに厳しい言葉を投げかけた男がいる。それは、ロシア人総合格闘家のハビブ・ヌルマゴメドフだ。

 ヌルマゴメドフは、言わずと知れた天才格闘家だ。2012年に総合格闘団体『UFC』でデビューすると、総合格闘技史上最長である28戦全勝の記録を維持。まさに向かうところ敵なしのファイターである。

 格闘界随一のサッカーフリークとしても知られるヌルマゴメドフは、交友関係もあるC・ロナウドに対して、ロシアで行なわれたプロモーションイベントで、「いずれサッカーが彼を見捨てる時が来る」と厳しい言葉を寄せた。

「人生でずっとしてきたことを捨てるのは困難だ。だけど、引退したい、したくないにかかわらず、サッカーを捨てなければ、サッカーに捨てられる時がやってくると思う。適した時期に引退しないと、より若くハングリーで、よりモチベーションの高い新しい選手が出てきて、キャリアは落ち目になる。その終わりには、初々しかったころのモチベーションは無く、ハングリー精神も消え失せるんだ」
 
 引き際の重要性を説いた31歳のヌルマゴメドフは、さらに持論を続けた。

「永遠に頂点に居続けられる人間なんていない。だからこそ、一線を離れる時が重要なんだ。今、フィジカル面に問題がなくても、いつ落ち目が来るかは誰にもわからない。彼はいま何歳だい? 34歳? 次第に同じ反射神経やフィジカルは維持できなくなる頃だ」

 同じトップアスリートとして、いつか衰えがやってくることをC・ロナウドに助言したヌルマゴメドフは、最後にこうアドバイスを送っている。

「クリスチアーノであろうが、俺だろうが、いつかは誰かに取って代わられる。だから、俺から彼へのアドバイスは、適した時期に引退するべきだってことさ」

構成●THE DIGEST編集部
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