バレーボール

「まさに大惨事だ」アジア大会でメダルなしの韓国バレー界が男女代表監督を交代させる荒療治!母国紙は「予見された手順」

THE DIGEST編集部

2023.10.12

アジア大会で韓国男子代表は7位と低迷。女子と同様、パリ五輪への道はすでに断たれている。(C)Getty Images

 不振に喘ぐ韓国バレーボール界が大胆な決断を下した。全国紙『スポーツソウル日本語版』が伝えている。

 韓国バレーボール協会は現地10月8日、男女代表チームの両監督との契約終了を発表した。同紙は「イム・ドホン男子代表監督の任期は杭州アジア大会を最後に終了した。セサル・エルナンデス・ゴンザレス女子代表監督は、2024年パリ五輪出場が事実上難しくなったため、契約を終了することで相互合意した」との声明を紹介している。

 先日中国・杭州で閉幕した第19回アジア大会で、ノーメダルに終わった韓国。男子代表はベスト12でパキスタンに敗れて、最終的に7位で大会を終えた。実に61年ぶりのメダルなしだ。一方の女子もベスト8の壁を越えられず、こちらは2006年ドーハ大会以来となる17年ぶりのメダル逸となっている。
 
 深刻な事態に同紙は「まさに"大惨事"だ。選手を構成し、戦術・戦略を練る監督に対する評価は結果が重要視される。そのため、男女両監督が退くことは予見された手順だ」と記し、「結果だけでなく、過程での成果ですら微々たるものだ。男女バレーともに世代交代を宣言して国際大会に出場したが、慰めとなる要素は見つからなかった」と断じている。

 韓国協会は2028年ロス五輪、32年ブリスベン五輪に向けて「中長期的な発展計画を樹立・実行する」との意思を明確にしし、外部関係者を主軸とする公聴会の開催など抜本的な打開策を提示した。それでも同紙は「協会のこのような対処は多少遅れたものと捉えられてもおかしくはない」ときっぱり。そのうえで、「墜落するところがこれ以上ない状況まで手をこまねいた、という批判も避けられないが、"これ以上"が重要だ。将来を見据え、計画を一つひとつ立てていくことが必要だ」と期待を寄せた。

構成●THE DIGEST編集部

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