『FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』で、5勝2敗2位で4大会ぶりに自力で五輪切符を獲得した男子日本代表。米国が先に五輪枠を1つ取ったことで、残る1枚の切符をかけ世界ランキング8位(※開幕時)のスロベニアとの一騎打ち。直接対決でストレート勝利を収め、夢の舞台への出場権を得た。
そんな日本の強さを対戦国であるスロベニア記者はどのように見ていたのか。公共ラジオ局『Val 202』のボシュチャン・レベルシャク記者が、日本のバレーボールについて語ってくれた。
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◆◇◆◇◆◇
――10月7日に行なわれた日本戦の印象は?
ネーションズリーグ(VNL)に続いて、負けたのはショックだった。今シーズン我々が連敗したのはポーランドと日本だけなんだよ。日本とは良いゲームが出来たと思うけど、素早い攻撃に我々は苦戦を強いられた。日本は新しい戦い方を生み出しているよね。バレー強豪国がひとつ増えたことは素晴らしいことだ!
――日本代表で優れていた選手は?
当然ユウキ・イシカワだ!我々スロベニアもそうだけど、完全に揃わないと強豪と渡り合うのは難しい。それは日本にも言えると思うんだ。ユウキはコート上で最も重要な存在だ。レセプションもだし、サーブの安定性、国際的な経験、彼は全てを持ち合わせている。ラン・タカハシが次の大物になるのは間違いないけど、もう少し時間を要するね。
――日本の強さはどこにあると思いますか?
日本バレーボール協会がフィリップ・ブラン氏を招聘したのが良かったと思う。最高のバレーを引き出すのには、それに相応する知識が必要だからね。恐らく日本のコーチには選手を活かすことが出来なかった。だから外部から連れてくるのがベストな選択肢だった。
スロベニアも日本と同じ状況で、選手たちをより高いレベルに引き上げために適した人物を長い間探しているんだ。そしたら先にブラン氏が日本代表で結果を残した。彼はスピードを活かすプレー方法を見つけ、選手の能力に合ったゲーム展開を生み出した。
だから最高のコーチ陣を維持することが日本チームのレベルを高めることに繋がるだろう。これまで五輪でメダルを獲った時代も含めて、現在の日本チームは、歴史上最高のバレーをしているんじゃないかな。
取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)
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――10月7日に行なわれた日本戦の印象は?
ネーションズリーグ(VNL)に続いて、負けたのはショックだった。今シーズン我々が連敗したのはポーランドと日本だけなんだよ。日本とは良いゲームが出来たと思うけど、素早い攻撃に我々は苦戦を強いられた。日本は新しい戦い方を生み出しているよね。バレー強豪国がひとつ増えたことは素晴らしいことだ!
――日本代表で優れていた選手は?
当然ユウキ・イシカワだ!我々スロベニアもそうだけど、完全に揃わないと強豪と渡り合うのは難しい。それは日本にも言えると思うんだ。ユウキはコート上で最も重要な存在だ。レセプションもだし、サーブの安定性、国際的な経験、彼は全てを持ち合わせている。ラン・タカハシが次の大物になるのは間違いないけど、もう少し時間を要するね。
――日本の強さはどこにあると思いますか?
日本バレーボール協会がフィリップ・ブラン氏を招聘したのが良かったと思う。最高のバレーを引き出すのには、それに相応する知識が必要だからね。恐らく日本のコーチには選手を活かすことが出来なかった。だから外部から連れてくるのがベストな選択肢だった。
スロベニアも日本と同じ状況で、選手たちをより高いレベルに引き上げために適した人物を長い間探しているんだ。そしたら先にブラン氏が日本代表で結果を残した。彼はスピードを活かすプレー方法を見つけ、選手の能力に合ったゲーム展開を生み出した。
だから最高のコーチ陣を維持することが日本チームのレベルを高めることに繋がるだろう。これまで五輪でメダルを獲った時代も含めて、現在の日本チームは、歴史上最高のバレーをしているんじゃないかな。
取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)
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