男女マラソンのパリオリンピック代表権を懸けたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が10月15日に東京・国立競技場発着のコースで開催される。13日には都内で記者会見が行なわれ、女子24名、男子61名が出席。それぞれ、意気込みを語った。
男子は2時間4分56秒の日本記録を持つ鈴木健吾(富士通)、東京五輪6位の大迫傑(ナイキ)、今大会が130回目のマラソンに挑む川内優輝(AD損保)など、多士済々なメンバーが揃うなか、再び世界の舞台で戦う野心を抱く人物が山下一貴(三菱重工)だ。
山下は今年8月にハンガリー・ブダペストで開催された世界選手権のマラソン代表に選出。序盤は強力なアフリカ勢相手に激しい入賞争いを演じ、粘りのある走りで順位を上げていたが、40キロ過ぎに足がけいれんするアクシデントを起こし、12位(2時間11分19秒)に沈んだ。
激闘から約1か月半。短い間隔でパリ五輪へ向けたレースに臨む26歳は「MGCの方が緊張する」と笑みをこぼしながら、代表切符をかけた一発勝負の緊張感をひしひしと感じているようだ。
世界選手権後は「自分が思っている以上に疲労があった」と話す。股関節や内転筋の硬さからくる痛みが少しあったと明かすと、「疲労を抜くことだけを考えてやってきた」と調整を振り返る。
一発勝負の仕上がりとしては、「最後の調整の流れとしては普段通りできた」と語り、「MGCの方がペースの上げ下げが難しそう」とペース配分がカギを握ると予想。火花散るレース展開になるとし、気合を入れていた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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男子は2時間4分56秒の日本記録を持つ鈴木健吾(富士通)、東京五輪6位の大迫傑(ナイキ)、今大会が130回目のマラソンに挑む川内優輝(AD損保)など、多士済々なメンバーが揃うなか、再び世界の舞台で戦う野心を抱く人物が山下一貴(三菱重工)だ。
山下は今年8月にハンガリー・ブダペストで開催された世界選手権のマラソン代表に選出。序盤は強力なアフリカ勢相手に激しい入賞争いを演じ、粘りのある走りで順位を上げていたが、40キロ過ぎに足がけいれんするアクシデントを起こし、12位(2時間11分19秒)に沈んだ。
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世界選手権後は「自分が思っている以上に疲労があった」と話す。股関節や内転筋の硬さからくる痛みが少しあったと明かすと、「疲労を抜くことだけを考えてやってきた」と調整を振り返る。
一発勝負の仕上がりとしては、「最後の調整の流れとしては普段通りできた」と語り、「MGCの方がペースの上げ下げが難しそう」とペース配分がカギを握ると予想。火花散るレース展開になるとし、気合を入れていた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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