第100回箱根駅伝出場を懸けた予選会が10月14日に行なわれ、関東地区以外も含め史上最多の57校が参加。例年より3増の上位13チームが本戦への切符を手に入れた。
予選会直前に激震が走った。立教大の上野裕一郎監督が不適切な行動をしたと一部メディアによって報じられ、解任されたのだ。原田昭夫代理監督が指揮を執るなか、立教大は10時間37分06秒で6位通過。2年連続29度目の出場権を獲得した。
レース後、原田代理監督は「本当は、整列してお辞儀して取材を粛々と受けて早く帰ろうと思っていた。でも学生たちが思いっきりはしゃいでる姿を見たら…」と大号泣。選手たちがすぐうしろで大歓声を上げると、「これだけ頑張っているので、喜びを爆発してもいいと思うので、許してやってください」と声を震わせていた。
原田代理監督は、選手たちの心のケアにも取り組んだ。
「この1週間、とにかく選手と話して説明できることはきちっと説明して、学生の信頼を得られるように大きい声を出してミーティングをしていた。最初は、(選手たちは)だいぶ暗い顔をしていたが、日に日に自分たちでやるしかないと受け止めていた」
一方で、励ましの声もたくさん届いたと原田代理監督は明かす。
「厳しい声もあったが、いろんなところで応援をいただいた。すごく心強かったが、申し訳ないなっていう気持ちが先になってしまって…。僕は高校生の頃から陸上をずっとやっているが、応援がこんなに嬉しかったのは初めてです。ありがとうございます」
そして最後に原田代理監督は、「今年は学生にとってはつらいなかで、本当によくやってくれた」と選手たちを称えると、本戦に向けて「とにかくシード権を獲れるように、積極的な走りをまたしていくしかない」と力を込めた。
取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)
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原田代理監督は、選手たちの心のケアにも取り組んだ。
「この1週間、とにかく選手と話して説明できることはきちっと説明して、学生の信頼を得られるように大きい声を出してミーティングをしていた。最初は、(選手たちは)だいぶ暗い顔をしていたが、日に日に自分たちでやるしかないと受け止めていた」
一方で、励ましの声もたくさん届いたと原田代理監督は明かす。
「厳しい声もあったが、いろんなところで応援をいただいた。すごく心強かったが、申し訳ないなっていう気持ちが先になってしまって…。僕は高校生の頃から陸上をずっとやっているが、応援がこんなに嬉しかったのは初めてです。ありがとうございます」
そして最後に原田代理監督は、「今年は学生にとってはつらいなかで、本当によくやってくれた」と選手たちを称えると、本戦に向けて「とにかくシード権を獲れるように、積極的な走りをまたしていくしかない」と力を込めた。
取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)
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