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マラソン・駅伝

「天候にも恵まれて...」どしゃぶりの雨で歴史に残る大逃走劇を披露した川内優輝。3位・大迫傑を強烈意識!?「似たような順位が多いです」【MGC】

THE DIGEST編集部

2023.10.19

MGCで驚異的な大逃げを打った川内は4位に粘り込んだ。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

MGCで驚異的な大逃げを打った川内は4位に粘り込んだ。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 10月15日、パリ五輪の日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が国立競技場発着のコースで行なわれた。男子で4位に食い込んだ川内優輝(AD損保)が19日に自身のX(旧ツイッター)を更新。3位だった大迫傑(Nike)を強烈に意識するような文面を綴っている。

 朝から土砂降りの雨が叩きつける悪コンディションのなかスタートしたMGC。序盤からトップで飛び出した川内は、後続をぐんぐん突き放し独走。30キロ過ぎまで影をも踏ませぬ独走態勢に持ち込んだ。35キロ過ぎに後方集団につかまったが、粘りある走りで集団を追走。惜しくも五輪切符には手が届かなかったが、川内の大逃げ劇場は小さくない話題を呼び、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子氏は「川内選手は今日のMVPです(拍手の絵文字)感動を有り難う」と自身のXに投稿したほど、反響があった。

 川内はレース後、Xに「MGCは2時間9分18秒で4位でした。悔しい順位ですが、久々に力を出し切れたので悔いはありません。天候にも恵まれて、予想以上に先頭を走り続ける時間が長く、沿道の物凄い応援を背に受けて、本当に楽しいマラソンでした」と感謝の言葉を記した。
 
 そして19日に再びXを更新。「川内と大迫選手の主なマラソン順位 実は五輪・世界陸上・シカゴ以外は似たような順位が多いです」と指摘し、両者のマラソン成績を紹介して比較している。

「川内 ボストン優勝 福岡国際3位 東京3位 MGC4位 ニューヨーク6位 世界陸上9位 シカゴ19位」

「大迫選手 ボストン3位 福岡国際3位 東京4位 MGC3位 ニューヨーク5位 五輪6位 シカゴ3位」

 マラソンの経歴が好対照な二人の競技成績が似ている点にユーザーらも興味津々。この投稿を見たフォロワーからはコメントが相次いだ。「まさに切磋琢磨のライバル」「あらためて見ると、お二人ともすごい成績ですね」「実に面白い」「まさに好敵手!」「大迫選手は『俺は五輪入賞者だぞ』って苦笑いしながら言い返しそう」など、活況を呈している。

 川内は続けて「13年前の2010東京マラソン。今回のMGCと同様に雨の中で4位でした。優勝は藤原正和さん 2位は藤原新さん 3位は佐藤敦之さん 3人全員今は指導者として活躍中」とXに投稿。雨中の激走を感慨深く振り返っている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】MVP級の大逃げ!川内優輝、雨中の東京で魂の激走!

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