最後の雄姿を見届けようと、早朝から多くのファンが駆け付けた。

　女子ゴルフの国内ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」が10月19日、兵庫県マスターズGC（6495ヤード、パー72）で開幕した。韓国出身で2015、16年の賞金女王イ・ボミは８ボギー、１トリプルボギーの「83」で回り11オーバー。大きく出遅れたが、今大会で日本ツアー引退試合となる彼女には温かい拍手が送られ続けた。
【PHOTO】今週のJLPGAツアーで見納め。韓国が誇る美女ゴルファー、イ・ボミの厳選ショットを一挙公開！

　前日には日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）公式X（旧ツイッター）に「ゴルフをして幸せですよ！のような笑顔を見せたい。恩返しができるプレーをしたい」と意気込んで臨んだイ・ボミ。この日は上田桃子、小祝さくらと同組で朝８時30分に10番からスタート。日本ツアー通算21勝と輝かしい実績を残した韓国が誇る美女ゴルファーの一挙手一投足に、多くのギャラリーから歓声が沸いた。
  　ところが序盤から、試練のゴルフが続く。なんと10番から３連続ボギーでつまずくと、さらに５番パー４でトリプルボギーを叩いた。日本ツアー自己ワースト記録を更新する最悪のスタート。苦しいラウンドが続いたが、観客から温かい声援の後押しを受けて初日を終えた。

　イ・ボミの奮闘は当然JLPGAも見逃しておらず、Ｘには午前中のラウンドの様子を激写。「イ・ボミ選手の最後の勇姿を見届けるため、午前中から多くのギャラリーがマスターズゴルフ倶楽部に詰めかけています！」と報告。長蛇の列をなしたギャラリーが、35歳の韓国人ゴルファーの雄姿を見守った。

　数々の偉業を成し遂げて一時代を築いたイ・ボミ。2011年から13年間参戦し続けた日本ツアー引退試合は、いったいどんなラストを迎えるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】イ・ボミの最後の勇姿を見届けよ！長蛇のギャラリーが熱視線

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