はたして南アフリカ代表の名フッカーはファイナルの檜舞台に立てるのか。
騒動の発端となったのは、現地10月21日に行なわれたラグビーワールドカップ準決勝、イングランドvs南アフリカ戦のゲーム中だった。南アフリカのフッカー、ボンギ・ムボナンビがイングランドのトム・カリーに「この白人野郎」と人種差別発言した疑惑が浮上。堪りかねたカリーがベン・オキーフ主審に「もし彼らのフッカーが私を白人野郎呼ばわりしたら、私はどうすればいい?」と尋ねると、主審は「何もしないでくれ」と回答し、カリーは「分かった」と引き下がったという。
【音声】イングランド代表のカリーが“人種差別発言”を主審に訴える実音声
試合は土壇場のPGで南アフリカが16対15で逆転勝利を飾ったが、ノーサイド直後にはこの一件が理由とみられる掴み合いが生じ、ムボナンビはカリーの求めた握手に応じなかった。試合後にカリーは報道陣に「ムボナンビから言ってはいけない言葉を浴びせられたのか?」と問われ、「そうだね」と答えるだけで内容には言及せず。いずれにせよ、名勝負に水を差す後味の悪いエンディングとなった。
一連の報道や批判を受けて、翌22日に南アフリカラグビー協会(SARU)は「疑惑について把握し、非常に深刻に受け止めている。手に入る証拠を見直しているところだ」との声明を発表。「主張を裏づける何かが見つかった場合は、ムボナンビと面談する」と付け加えた。
そして23日、国際統括組織であるワールドラグビー(WR)も調査に乗り出した。「差別的行為に対するすべての申し立てを深刻に受け止めている。WRは今後、手続きが完了するまでいっさいのコメントを発しない」と説明。もし差別発言が確認されれば、ムボナンビは28日に開催されるニュージーランド代表との決勝に出場できなくなる可能性が高い。
騒動の発端となったのは、現地10月21日に行なわれたラグビーワールドカップ準決勝、イングランドvs南アフリカ戦のゲーム中だった。南アフリカのフッカー、ボンギ・ムボナンビがイングランドのトム・カリーに「この白人野郎」と人種差別発言した疑惑が浮上。堪りかねたカリーがベン・オキーフ主審に「もし彼らのフッカーが私を白人野郎呼ばわりしたら、私はどうすればいい?」と尋ねると、主審は「何もしないでくれ」と回答し、カリーは「分かった」と引き下がったという。
【音声】イングランド代表のカリーが“人種差別発言”を主審に訴える実音声
試合は土壇場のPGで南アフリカが16対15で逆転勝利を飾ったが、ノーサイド直後にはこの一件が理由とみられる掴み合いが生じ、ムボナンビはカリーの求めた握手に応じなかった。試合後にカリーは報道陣に「ムボナンビから言ってはいけない言葉を浴びせられたのか?」と問われ、「そうだね」と答えるだけで内容には言及せず。いずれにせよ、名勝負に水を差す後味の悪いエンディングとなった。
一連の報道や批判を受けて、翌22日に南アフリカラグビー協会(SARU)は「疑惑について把握し、非常に深刻に受け止めている。手に入る証拠を見直しているところだ」との声明を発表。「主張を裏づける何かが見つかった場合は、ムボナンビと面談する」と付け加えた。
そして23日、国際統括組織であるワールドラグビー(WR)も調査に乗り出した。「差別的行為に対するすべての申し立てを深刻に受け止めている。WRは今後、手続きが完了するまでいっさいのコメントを発しない」と説明。もし差別発言が確認されれば、ムボナンビは28日に開催されるニュージーランド代表との決勝に出場できなくなる可能性が高い。
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