今季からイタリア・セリエA1のフィレンツェでプレーする日本代表の石川真佑は、第３節のベルガモ戦でチームのシーズン初勝利に大きく貢献した。

【動画】チーム初勝利に貢献した“石川真佑プレー集”をチェック！

　フィレンツェは開幕節（10月８日）で同じトスカーナ州のスカンディッチとダービーマッチを戦い０ー３のストレート負け。第２節（10月15日）のピネローロ戦は第１、第２セットを奪ったものの、そこから３セットを連続で落として逆転負けを喫してしまった。

　開幕２連敗で迎えた第３節（10月22日）、フィレンツェはホームでベルガモと対戦。開幕節での10得点、第２節での23得点はいずれもチーム最多だった石川が、この試合でもチームトップの15得点を叩き出す活躍を見せ、フィレンツェが３ー０でベルガモにストレート勝ちを収めた。

　リーグの公式レポートは、「ついに初勝利が訪れた。２セットを連取して迎えた第３セット、８ー14と６点のリードを許したフィレンツェは、７日前のピネローロ戦での逆転負けが脳裏をよぎったはずだ。しかしフィレンツェは巻き返して逆転に成功し、ストレートで勝利した」と試合を振り返り、さらに「15点のイシカワはこの試合でもクオリティーの高さを見せた。安定感があった」と石川を評価している。
  　また、世界のバレーボール情報を配信している専門メディア『Volleyball World』は10月24日、公式X（旧ツイッター）で、ベルガモ戦での石川の活躍シーンを集めたハイライト動画を配信。「マユ・イシカワが15得点！」というメッセージを添えて、石川のプレーとシーズン初勝利を挙げたフィレンツェを称えている。

　石川は３試合連続でチーム最多得点と、初の海外挑戦にも臆することなく持ち味を発揮。敵地での一戦となる第４節（10月29日）のトレンティーノ戦でも、活躍が期待される。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「非常に残念」リーグ開幕戦は逆転負け... ミラノ石川祐希「もっとパフォーマンスを上げられるように」

【関連記事】「技術は絶品」現地識者も絶賛！ ミラノ石川祐希、シーズン開幕戦は黒星もチーム最多19得点で存在感を示す【男子バレー】

【関連記事】高橋藍、新天地モンツァのリーグ開幕戦で15得点「違いを生んだ」と伊紙が高評価！バレー専門メディアはハイライト動画を添えて称賛