12月26日、ボクシングのWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)と、WBA・IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)による4団体王座統一戦が東京、有明アリーナで行われる。
今年7月にスティーブン・フルトンを破り、スーパーバンタム級初戦で2本のベルトを手にした井上が、早くも同階級においての4団体王座統一に挑むことで、すでに世界中からの期待を一身に受けている。試合日程も正式決定となり、「モンスター」の快挙達成への気運も一気に高まることとなった。
だが、同じく現2団体王者であるタパレスも王座統一へ向け鼻息は荒い。試合決定以前より、さまざまなメディアで井上との対戦についてのコメントを発しており、正式発表後にはより熱を帯びた意気込みが伝えられている。
10月31日、米ボクシングサイト『Boxing News』では、タパレスが4団体王座統一について、さらに井上との戦いをどのように捉えているか、その胸の内を明かした言葉の数々を紹介している。
その中でのタパレスのコメントでは、この一戦において、井上が対戦相手であることを強く意識していると語られている。
「統一戦だからということではなく、イノウエに勝つことが僕にとって本当に、本当に重要なんだ。彼はパウンド・フォー・パウンドで1、2を争う選手だ。彼は本当に優秀でスキルのあるボクサーで、完全無欠だと言われている。彼を倒すことはベルトよりも重要なことなんだ」
さらに、日本人王者圧倒的有利という前評判も気にかけることは無く、勝利への自信を覗かせている。
「チャンスがないと言われても、何も感じない。大したことじゃない。そんな風に言われるのは慣れている。前回の試合でも、僕にチャンスはないって言われたし、彼(ムロジョン・アフマダリエフ=WBA・IBFスーパーバンタム級前王者)も負けるはずがないって言われたけど、僕は勝つことができた」
また、「僕は彼をノックアウトできる。みんな彼のパワーについて話すけど、僕にもパワーがある」とKOへの意欲を示しており、加えて「彼の弱点を見てきた。彼はパンチを打つときに少し隙がある。打たれてもカウンターのパンチで対応するし、コンビネーションを仕掛けることもできる」と戦術面についても言及。トピックでは他にも、タパレスが初の世界王者となった当時のエピソードや、過去の日本人ボクサーとの対戦なども振り返っている。
そして、これまでのキャリアでは常に下馬評を覆してきたと主張する、以下のコメントでトピックは締め括られている。
「世界王座を争う時、いつもアンダードッグと言われてきた。それでも、僕はその人たちが間違っていることを証明するつもりで戦う」
今回の試合でタパレスが勝利すれば、フィリピン人初の4団体統一という偉業達成となる。そして、もちろん、強く意識する「打倒・井上」を果たすことができれば、その事実もプロボクシング界で史上初であることは言うまでもない。無敗を誇る王者を相手に、タパレスは今回も波乱を起こすことはできるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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だが、同じく現2団体王者であるタパレスも王座統一へ向け鼻息は荒い。試合決定以前より、さまざまなメディアで井上との対戦についてのコメントを発しており、正式発表後にはより熱を帯びた意気込みが伝えられている。
10月31日、米ボクシングサイト『Boxing News』では、タパレスが4団体王座統一について、さらに井上との戦いをどのように捉えているか、その胸の内を明かした言葉の数々を紹介している。
その中でのタパレスのコメントでは、この一戦において、井上が対戦相手であることを強く意識していると語られている。
「統一戦だからということではなく、イノウエに勝つことが僕にとって本当に、本当に重要なんだ。彼はパウンド・フォー・パウンドで1、2を争う選手だ。彼は本当に優秀でスキルのあるボクサーで、完全無欠だと言われている。彼を倒すことはベルトよりも重要なことなんだ」
さらに、日本人王者圧倒的有利という前評判も気にかけることは無く、勝利への自信を覗かせている。
「チャンスがないと言われても、何も感じない。大したことじゃない。そんな風に言われるのは慣れている。前回の試合でも、僕にチャンスはないって言われたし、彼(ムロジョン・アフマダリエフ=WBA・IBFスーパーバンタム級前王者)も負けるはずがないって言われたけど、僕は勝つことができた」
また、「僕は彼をノックアウトできる。みんな彼のパワーについて話すけど、僕にもパワーがある」とKOへの意欲を示しており、加えて「彼の弱点を見てきた。彼はパンチを打つときに少し隙がある。打たれてもカウンターのパンチで対応するし、コンビネーションを仕掛けることもできる」と戦術面についても言及。トピックでは他にも、タパレスが初の世界王者となった当時のエピソードや、過去の日本人ボクサーとの対戦なども振り返っている。
そして、これまでのキャリアでは常に下馬評を覆してきたと主張する、以下のコメントでトピックは締め括られている。
「世界王座を争う時、いつもアンダードッグと言われてきた。それでも、僕はその人たちが間違っていることを証明するつもりで戦う」
今回の試合でタパレスが勝利すれば、フィリピン人初の4団体統一という偉業達成となる。そして、もちろん、強く意識する「打倒・井上」を果たすことができれば、その事実もプロボクシング界で史上初であることは言うまでもない。無敗を誇る王者を相手に、タパレスは今回も波乱を起こすことはできるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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