日本代表の若きエース高橋藍が、開幕から間もないイタリアリーグで躍動。敗戦チームの選手を評価することが稀な現地メディアも認める活躍を見せている。
2021-22シーズンからパッラヴォーロ・パドヴァで1シーズン半を過ごした高橋は、ミラノから直線距離で北へ15kmほどの同じロンバルディア州に本拠地を置くミント ヴェロバレー・モンツァに今シーズン移籍。新天地での公式戦初戦となった昨季王者ルーベ・チヴィタノーヴァとの開幕戦で、先発出場を果たし、同じくアウトサイドヒッターを担うスティーブン・マー(カナダ代表)とともにそれぞれエース5本を決めるなど、試合最多15得点を挙げてシーズン白星発進に大貢献した。試合後には、チヴィタノーヴァのミドルブロッカー、シモーネ・アンザーニ(イタリア代表)に、「敗因のひとつは、タカハシとマーのサーブだった」と言わせた。
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強豪との連戦になった第2節は、ペルージャに0-3(23-25、30-32、22-25)でストレート負けを喫したため、日本国内では結果を伝えるに留めた報道が多かったかもしれない。だが、内容はまさに実力伯仲だった。
ペルージャは、今週ミッドウィークに開催された同リーグ今季最初のタイトル戦"スーペル・コッパ"(昨季プレーオフのファイナリスト、コッパ・イタリア優勝者とレギュラーシーズン最上位の計4チームが出場)で、2連覇と同時に通算4度目の優勝を達成。そのペルージャと数日前に対戦し、すべてのセットで互角の戦いを繰り広げたモンツァの中心にいた高橋のパフォーマンスを、複数の現地メディアが高く評価している。
同国最大手スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』のWEB版は、第1セット中盤の3連続得点に言及。狙いを定めてコート奥へ、そして、相手選手を直撃した強打に続き、サイドライン際に落とすフェイントで同点へ持ち込んだ攻撃に、「タカハシが称賛に値するバリエーションに富んだアタックで拍手喝采を独り占めした」と称えた。このセット終了時のアタック決定率は71%だった。
さらに、両者譲らず30点を越えた伯仲の第2セット終盤に攻守で奮闘した場面を、「ここでもタカハシは、オポジットのアーサー・シュワーツ(カナダ)とともにチームを鼓舞し続け、相手のセットポイントを4回にわたり阻止した」とリベロ以外は年長者のチームをプレーでけん引する姿も評価した。
2021-22シーズンからパッラヴォーロ・パドヴァで1シーズン半を過ごした高橋は、ミラノから直線距離で北へ15kmほどの同じロンバルディア州に本拠地を置くミント ヴェロバレー・モンツァに今シーズン移籍。新天地での公式戦初戦となった昨季王者ルーベ・チヴィタノーヴァとの開幕戦で、先発出場を果たし、同じくアウトサイドヒッターを担うスティーブン・マー(カナダ代表)とともにそれぞれエース5本を決めるなど、試合最多15得点を挙げてシーズン白星発進に大貢献した。試合後には、チヴィタノーヴァのミドルブロッカー、シモーネ・アンザーニ(イタリア代表)に、「敗因のひとつは、タカハシとマーのサーブだった」と言わせた。
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強豪との連戦になった第2節は、ペルージャに0-3(23-25、30-32、22-25)でストレート負けを喫したため、日本国内では結果を伝えるに留めた報道が多かったかもしれない。だが、内容はまさに実力伯仲だった。
ペルージャは、今週ミッドウィークに開催された同リーグ今季最初のタイトル戦"スーペル・コッパ"(昨季プレーオフのファイナリスト、コッパ・イタリア優勝者とレギュラーシーズン最上位の計4チームが出場)で、2連覇と同時に通算4度目の優勝を達成。そのペルージャと数日前に対戦し、すべてのセットで互角の戦いを繰り広げたモンツァの中心にいた高橋のパフォーマンスを、複数の現地メディアが高く評価している。
同国最大手スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』のWEB版は、第1セット中盤の3連続得点に言及。狙いを定めてコート奥へ、そして、相手選手を直撃した強打に続き、サイドライン際に落とすフェイントで同点へ持ち込んだ攻撃に、「タカハシが称賛に値するバリエーションに富んだアタックで拍手喝采を独り占めした」と称えた。このセット終了時のアタック決定率は71%だった。
さらに、両者譲らず30点を越えた伯仲の第2セット終盤に攻守で奮闘した場面を、「ここでもタカハシは、オポジットのアーサー・シュワーツ(カナダ)とともにチームを鼓舞し続け、相手のセットポイントを4回にわたり阻止した」とリベロ以外は年長者のチームをプレーでけん引する姿も評価した。