現地時間11月22日、欧州バレーボール連盟が主催する2023-24シーズンCEVバレーボールカップでラウンド16のファーストレグが行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属するアリアンツ・ミラノは、ベルギーリーグのデコスパン VTメネンと対戦し、セットカウント3‐0(25-13、25-21、25-15)の圧勝で大会初戦を飾った。
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ミラノを含む予選免除の24チームに予選ラウンド(16チーム)を通過した8チームが加わり、欧州各国から集結した32チームによる本戦がスタートした。
欧州が舞台の3大会で最高位はCEVチャンピオンズリーグ(CL)。それに次ぐのがこのカップ戦だ。ミラノは、石川が移籍した2020-21シーズンに下位のCEVチャレンジカップ制覇を果たしてクラブ史上初のタイトル獲得を成し遂げた。以来、3シーズンぶりとなる欧州で挑む1ランク上の大会で、昨季優勝のモデナに続くイタリア勢の連覇を狙う。
ミラノがホームでの初戦で対戦したのは、予選で1勝1敗からゴールデンセットを制して本戦へ進んだベルギーリーグのデコスパン VTメネンだ。2021-22シーズンのリーグ準優勝により、昨季にチャンピオンズリーグ初出場を果たしたが、強豪トレンティーノ(イタリア)とザクサ(ポーランド)が同組のグループステージで全敗に終わり敗退。全9チームのリーグでは、現在3勝3敗で5位。3連敗で迎えた直近の試合は、ミラノへ移籍した同国代表のオポジット(OP)フェレ・レゲルスの古巣にストレート勝ちを収めている。210cmのミドルブロッカー(MB)アルノ・ファン デ ヴェルデや代表メンバーのセッター(S)セッペ・ファン ホイウェーゲンら自国選手が主力を務める。
ミラノの先発は、リーグ戦での奮闘が光る大黒柱のOH石川とその対角にマテイ・カジースキ(ブルガリア)、司令塔はパオロ・ポッロ(イタリア)、MBに主将のマッテオ・ピアノ(イタリア)と、リーグ戦で出場時間の多いアグスティン・ロセル(アルゼンチン)をベンチに留めてマルコ・ヴィテッリ(イタリア)を起用。OPは足首負傷により途中出場で調整をしてきたペータル・ディルリッチ(クロアチア)が3試合ぶりに開始からコートに立った。
第1セットは、ヴィテッリがブロック3本を含む8得点を叩き出したほか、カジースキも6得点でアタック決定率80%をマークするなど、ミラノが大差をつけてセットを先取した。第2セットは出だしでビハインドを負うが、早々に追いつくと、以降は順調に得点を重ねてこのセットを連取。第3セットも1セット目と同様の展開に持ち込み、相手を寄せ付けず試合時間1時間12分で完勝を収めた。
石川は7得点(アタック5、エース1、ブロック1)を記録。控えめに見える数字の要因は、チームの好調さだったと言えるだろう。リーグ戦で低迷気味だったカジースキが試合最多の16得点(アタック13、エース1、ブロック2)を挙げて復調の兆しを見せたほか、負傷明けのディルリッチも12得点(アタック9、ブロック3)、さらにヴィテッリが12得点(アタック6、エース1、ブロック5)を挙げるなど、フル稼働が続いていた石川の負担が軽減。その中で、アタック決定率83%をマークして少ない打数を確実に得点へ変えた。
日本時間11月30日のセカンドレグ(アウェー)へ向けてはもちろん、これから正念場が待つリーグ戦へ弾みとなる快勝だった。
過密日程の中、ミラノが臨む次戦は日本時間11月27日午前4時開始予定のスーペルレーガ前半の第7節。石川の中央大学の後輩、リベロの谷口渉がVリーグ・東京グレートベアーズからレンタル移籍中のパッラボーロ・パドヴァとホームで対戦する。コッパイタリア出場枠の8位以内へ浮上を狙う10位ミラノ。勝点で並ぶ7位との次節は重要な一戦となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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ミラノを含む予選免除の24チームに予選ラウンド(16チーム)を通過した8チームが加わり、欧州各国から集結した32チームによる本戦がスタートした。
欧州が舞台の3大会で最高位はCEVチャンピオンズリーグ(CL)。それに次ぐのがこのカップ戦だ。ミラノは、石川が移籍した2020-21シーズンに下位のCEVチャレンジカップ制覇を果たしてクラブ史上初のタイトル獲得を成し遂げた。以来、3シーズンぶりとなる欧州で挑む1ランク上の大会で、昨季優勝のモデナに続くイタリア勢の連覇を狙う。
ミラノがホームでの初戦で対戦したのは、予選で1勝1敗からゴールデンセットを制して本戦へ進んだベルギーリーグのデコスパン VTメネンだ。2021-22シーズンのリーグ準優勝により、昨季にチャンピオンズリーグ初出場を果たしたが、強豪トレンティーノ(イタリア)とザクサ(ポーランド)が同組のグループステージで全敗に終わり敗退。全9チームのリーグでは、現在3勝3敗で5位。3連敗で迎えた直近の試合は、ミラノへ移籍した同国代表のオポジット(OP)フェレ・レゲルスの古巣にストレート勝ちを収めている。210cmのミドルブロッカー(MB)アルノ・ファン デ ヴェルデや代表メンバーのセッター(S)セッペ・ファン ホイウェーゲンら自国選手が主力を務める。
ミラノの先発は、リーグ戦での奮闘が光る大黒柱のOH石川とその対角にマテイ・カジースキ(ブルガリア)、司令塔はパオロ・ポッロ(イタリア)、MBに主将のマッテオ・ピアノ(イタリア)と、リーグ戦で出場時間の多いアグスティン・ロセル(アルゼンチン)をベンチに留めてマルコ・ヴィテッリ(イタリア)を起用。OPは足首負傷により途中出場で調整をしてきたペータル・ディルリッチ(クロアチア)が3試合ぶりに開始からコートに立った。
第1セットは、ヴィテッリがブロック3本を含む8得点を叩き出したほか、カジースキも6得点でアタック決定率80%をマークするなど、ミラノが大差をつけてセットを先取した。第2セットは出だしでビハインドを負うが、早々に追いつくと、以降は順調に得点を重ねてこのセットを連取。第3セットも1セット目と同様の展開に持ち込み、相手を寄せ付けず試合時間1時間12分で完勝を収めた。
石川は7得点(アタック5、エース1、ブロック1)を記録。控えめに見える数字の要因は、チームの好調さだったと言えるだろう。リーグ戦で低迷気味だったカジースキが試合最多の16得点(アタック13、エース1、ブロック2)を挙げて復調の兆しを見せたほか、負傷明けのディルリッチも12得点(アタック9、ブロック3)、さらにヴィテッリが12得点(アタック6、エース1、ブロック5)を挙げるなど、フル稼働が続いていた石川の負担が軽減。その中で、アタック決定率83%をマークして少ない打数を確実に得点へ変えた。
日本時間11月30日のセカンドレグ(アウェー)へ向けてはもちろん、これから正念場が待つリーグ戦へ弾みとなる快勝だった。
過密日程の中、ミラノが臨む次戦は日本時間11月27日午前4時開始予定のスーペルレーガ前半の第7節。石川の中央大学の後輩、リベロの谷口渉がVリーグ・東京グレートベアーズからレンタル移籍中のパッラボーロ・パドヴァとホームで対戦する。コッパイタリア出場枠の8位以内へ浮上を狙う10位ミラノ。勝点で並ぶ7位との次節は重要な一戦となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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