アブダビ・グランプリでの最終レースをもって2023年のF1が幕を閉じてから、半月以上が過ぎたが、今なお各国メディアは長かったシーズンを様々な形で振り返っている。
イギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は先日、「2023年の全F1ドライバーランキング」と題した記事において、シーズン開幕時のラインナップに加え、ドライバー交代のあったアルファタウリの2人(ダニエル・リカルド、リアム・ローソン)を加えた全22人を評価した。
その中で、1シーズンに3人のチームメイトを迎えることになったアルファタウリの角田裕毅は、「12位」にランクイン。実際のドライバーランキングでは、ラスト5戦で一気に14点を獲得して17ポイントまで積み重ねて14位に浮上したが、これを上回る順位を与えたことについて、同メディアは以下のように理由を綴っている。
「角田はF1でのキャリアにおいて、最も安定した力強いシーズンを過ごした。3人のチームメイト全員に対し、速さで優位に立ち、アルファタウリをコンストラクターズチャンピオンシップではもう少しでアルファタウリを7位に導くところだった。シーズン序盤、チームが最悪の状態だった時のパフォーマンスは、特に印象的だった。開幕から5戦では10位と11位のいずれかでフィニッシュ。その後、シーズン後半に『AT04』が競争力を持つと、最後の5戦のうちの3戦でポイントを獲得した」
「しかし、依然としてミスもあった。スペインGPでは素晴らしい走りを見せるも、コーナーでジョウ・グァンユ(アルファロメオ)をコース外に追い出してしまい、ペナルティーを受けてポイント圏でのフィニッシュを逃した。また、メキシコGPではオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に接触してスピンし、5位も可能だったレースをフイに。さらにブラジルGPでも、レース序盤に喫したスピンによって幾つか順位を失っている」
同メディアはさらに、「全体的には大きく前進し、レッドブル・グループの5人のドライバーの中では、2番目に良い順位につけた」として、チャンピオンシップでは2位のセルジオ・ペレス(13位)を角田が抑えたことを強調し、「おそらく彼は、マックス・フェルスタッペンを除くレッドブル・グループのドライバーの中で、最も印象的な存在だった」と称賛し、以下のように角田のシーズン総括を締めた。
「ペレスよりも上の順位にランクインしたことについては議論の的にもなりそうだが、様々なチームメイトを迎えたという状況や、これらのパートタイマーによって相当なプレッシャーを受けたことを考慮する必要がある。ただ、トップ10以内に入れるほどには、印象的ではなかったかもしれない」
イギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は先日、「2023年の全F1ドライバーランキング」と題した記事において、シーズン開幕時のラインナップに加え、ドライバー交代のあったアルファタウリの2人(ダニエル・リカルド、リアム・ローソン)を加えた全22人を評価した。
その中で、1シーズンに3人のチームメイトを迎えることになったアルファタウリの角田裕毅は、「12位」にランクイン。実際のドライバーランキングでは、ラスト5戦で一気に14点を獲得して17ポイントまで積み重ねて14位に浮上したが、これを上回る順位を与えたことについて、同メディアは以下のように理由を綴っている。
「角田はF1でのキャリアにおいて、最も安定した力強いシーズンを過ごした。3人のチームメイト全員に対し、速さで優位に立ち、アルファタウリをコンストラクターズチャンピオンシップではもう少しでアルファタウリを7位に導くところだった。シーズン序盤、チームが最悪の状態だった時のパフォーマンスは、特に印象的だった。開幕から5戦では10位と11位のいずれかでフィニッシュ。その後、シーズン後半に『AT04』が競争力を持つと、最後の5戦のうちの3戦でポイントを獲得した」
「しかし、依然としてミスもあった。スペインGPでは素晴らしい走りを見せるも、コーナーでジョウ・グァンユ(アルファロメオ)をコース外に追い出してしまい、ペナルティーを受けてポイント圏でのフィニッシュを逃した。また、メキシコGPではオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に接触してスピンし、5位も可能だったレースをフイに。さらにブラジルGPでも、レース序盤に喫したスピンによって幾つか順位を失っている」
同メディアはさらに、「全体的には大きく前進し、レッドブル・グループの5人のドライバーの中では、2番目に良い順位につけた」として、チャンピオンシップでは2位のセルジオ・ペレス(13位)を角田が抑えたことを強調し、「おそらく彼は、マックス・フェルスタッペンを除くレッドブル・グループのドライバーの中で、最も印象的な存在だった」と称賛し、以下のように角田のシーズン総括を締めた。
「ペレスよりも上の順位にランクインしたことについては議論の的にもなりそうだが、様々なチームメイトを迎えたという状況や、これらのパートタイマーによって相当なプレッシャーを受けたことを考慮する必要がある。ただ、トップ10以内に入れるほどには、印象的ではなかったかもしれない」
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