長野県のビッグハットで開催されているフィギュアスケートの国内ナンバー1決定戦・全日本選手権は大会2日目を迎え、女子ショートが行なわれた。自身初の大会3連覇を狙う坂本花織が貫録の演技を見せ、78.78点で首位発進。世界女王がタイトルを射程圏内に捉えた。
坂本は冒頭、高い成功率を誇るダブルアクセルを流れるように着氷。続く3回転ルッツも降りて、得点源となる後半のジャンプへ。3回転フリップ+3回転トウループは高さもあり、加点もプラス。ミスのない安定感ある演技は国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、今季のシーズンベストを更新した。
大会が始まる前は少し体調を崩したというが、本番でしっかりピークを合わせてきた坂本。2位に山下真瑚(69.92点)、3位に千葉百音(68.02点)で続き、約10点差以上をつけた世界女王が、大会3連覇に向けて盤石な位置につけた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【PHOTO】宇野昌磨が貫録演技で首位発進!独特の緊張感漂う全日本フィギュア男子出場選手の厳選ショット!
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