新日本プロレスは26日、都内のブシロード本社で棚橋弘至新社長の就任会見を開いた。会見には棚橋新社長の他、木谷高明オーナー、大張高己前社長、松本仁司取締役(テレビ朝日より就任)が登壇した。
今回の社長就任要請は、11月に木谷オーナーと棚橋が会食した際にされたそうだが、木谷オーナーは「行く行くはという気持ちがあった」という。棚橋新社長は『東京ドーム大会を超満員にする』『地方でのタイトルマッチをどんどん増やす』『スポンサー様とのパートナーシップの強化』という三本柱を公約として掲げた。またこれまでは自身が率先して行っていたプロモーションだが、今後は「オフの時期に選手が次のシリーズの大会の地に赴いて、プロモーションをしてですね、やっていくことで一人でやっていた時代よりも、何倍もの効果があると思いますので。そういったところも、オフの期間っていうのは選手にとって練習しなければいけない大事な期間ではあるんですけども、そういったことも選手にお願いしていこうかなと考えている」という。
気になる選手としての活動だが「現役生活についても、考えてるところはあります。ありますけども、まだ世界ヘビーを巻いてないので、それが一つのボクのモチベーションになってますね。う~ん、ボクはプロレスっていうジャンルを、社長を殴れる唯一の競技だと思ってますんで(場内爆笑)。集中的に狙われるかもしれないですけど、『社長だぞ!』と言わずにね、プロレスという競技で勝負したいと思います」とIWGP世界ヘビー級王座を巻くまでは現役を続行する意向のようだ。
また東京ドーム大会を再び超満員にすることは、棚橋新社長にとって初めてIWGPヘビー級王座を獲得してからの悲願である。来年がうるう年とあって、再来年から1月4日は週末となり、最近は正月休みが3日までという会社が多く集客に苦戦していたが、再来年から2年間、特に土曜日開催の2025年は大チャンスだ。棚橋新社長にそれを伝えると「そうですね、あの……持ってますね(笑)。“プロレスファンは4が日”っていうフレーズを数年前に連呼してですね、『4日まで休んでプロレス観ようよ』っていうプロモーションをかけたことがあったんですけども。まあ、三が日、で土日となると、これは来ましたね(笑)。そういうタイミングも本当にありがたく思いますし、東京ドーム満員というね、景色をもう一回、僕自身もファンのみなさんに見てもらいたいと思いますので、ぜひお力添えを願えればと思います」と満面の笑みで早くも再来年のドーム大会での超満員達成を見据えていた。
「新日本プロレスでプロレスラー生活を送っていく中で、新日本プロレスの社長になるっていうのは、いつしかボクの夢となり目標となっていった」という棚橋新社長。木谷オーナーも「いまの時代だからこそ社長レスラーが可能。何処にいても仕事はできる。棚橋社長には人間力がある」と太鼓判を押す。新体制が軌道に乗るまでは少し時間がかかるかもしれないが、前向きな棚橋新社長を信じて、国内最大手団体は再び動き出していく。
取材・文・写真⚫︎どら増田
【動画】棚橋新社長就任会見をチェック!
今回の社長就任要請は、11月に木谷オーナーと棚橋が会食した際にされたそうだが、木谷オーナーは「行く行くはという気持ちがあった」という。棚橋新社長は『東京ドーム大会を超満員にする』『地方でのタイトルマッチをどんどん増やす』『スポンサー様とのパートナーシップの強化』という三本柱を公約として掲げた。またこれまでは自身が率先して行っていたプロモーションだが、今後は「オフの時期に選手が次のシリーズの大会の地に赴いて、プロモーションをしてですね、やっていくことで一人でやっていた時代よりも、何倍もの効果があると思いますので。そういったところも、オフの期間っていうのは選手にとって練習しなければいけない大事な期間ではあるんですけども、そういったことも選手にお願いしていこうかなと考えている」という。
気になる選手としての活動だが「現役生活についても、考えてるところはあります。ありますけども、まだ世界ヘビーを巻いてないので、それが一つのボクのモチベーションになってますね。う~ん、ボクはプロレスっていうジャンルを、社長を殴れる唯一の競技だと思ってますんで(場内爆笑)。集中的に狙われるかもしれないですけど、『社長だぞ!』と言わずにね、プロレスという競技で勝負したいと思います」とIWGP世界ヘビー級王座を巻くまでは現役を続行する意向のようだ。
また東京ドーム大会を再び超満員にすることは、棚橋新社長にとって初めてIWGPヘビー級王座を獲得してからの悲願である。来年がうるう年とあって、再来年から1月4日は週末となり、最近は正月休みが3日までという会社が多く集客に苦戦していたが、再来年から2年間、特に土曜日開催の2025年は大チャンスだ。棚橋新社長にそれを伝えると「そうですね、あの……持ってますね(笑)。“プロレスファンは4が日”っていうフレーズを数年前に連呼してですね、『4日まで休んでプロレス観ようよ』っていうプロモーションをかけたことがあったんですけども。まあ、三が日、で土日となると、これは来ましたね(笑)。そういうタイミングも本当にありがたく思いますし、東京ドーム満員というね、景色をもう一回、僕自身もファンのみなさんに見てもらいたいと思いますので、ぜひお力添えを願えればと思います」と満面の笑みで早くも再来年のドーム大会での超満員達成を見据えていた。
「新日本プロレスでプロレスラー生活を送っていく中で、新日本プロレスの社長になるっていうのは、いつしかボクの夢となり目標となっていった」という棚橋新社長。木谷オーナーも「いまの時代だからこそ社長レスラーが可能。何処にいても仕事はできる。棚橋社長には人間力がある」と太鼓判を押す。新体制が軌道に乗るまでは少し時間がかかるかもしれないが、前向きな棚橋新社長を信じて、国内最大手団体は再び動き出していく。
取材・文・写真⚫︎どら増田
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