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フィギュア

本田真凜が今季限りで競技会からの”現役引退”を発表! 最後の勇姿となった魂の“2分50秒”が再脚光!「現地で見れて幸せ」「やっぱ華があるのよ」【フィギュア】

THE DIGEST編集部

2024.01.05

競技会から引退することが明らかとなった本田。昨年12月の全日本選手権が最後の勇姿となった。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

競技会から引退することが明らかとなった本田。昨年12月の全日本選手権が最後の勇姿となった。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 稀代のアイドルスケーターが、ついに表舞台から退く。

 フィギュアスケート女子シングルで2016年に世界ジュニアを制した本田真凜が1月5日、今シーズンを持って競技から引退することが明らかとなった。

 所属するヒーローズマネジメント株式会社によると、「本田真凜は、今シーズンをもって、フィギュアスケート競技から現役を引退します」と発表。併せて、11日に発表記者会見を行なうことも報告された。

 本田は昨年12月に長野・ビッグハットで開催された全日本選手権に9年連続で出場。全日本を「集大成」と位置付けて臨んだが、長野に入る前の練習中に右骨盤を痛めてしまったことをショート前日(21日)に、自身のインスタグラムで公表。ジャンプの踏み切りもまともにできないほど深刻な状態にもかかわらず、「どうしても出場したいという気持ちが強く、少しでも良い状態で演技が出来る様、努めています」と明かし、「出場すると決めた以上、どんな内容であっても最後まで心を込めて自分らしく滑り切ります」と、怪我を押して強行出場する決意を誓っていた。
 
 不退転の決意で臨んだが案の定、切れがないジャンプにはほとんど回転不足がついて得点は伸び悩み、44.42点。結果的にショート最下位に終わったものの、最後まで氷上を優雅に舞った彼女には温かい声援が送られ、演技直後は感極まって涙を流すシーンもあった。

 フリー進出を逃したが、ミックスゾーンでは「ここまで頑張れた自分に言いたいこともないですし、悔いっていうのも何ひとつないので。たくさんたくさんスケートを頑張ってきましたし、その自分を今はゆっくり褒めてあげたい」と、すべてをやり切ったかのような晴れやかな表情で語り、今後の進路について問われた場面では「話せることは、今はまだない」と明言を避けていた。

 ただ、「競技者として大会に出場してる自分というのが一番輝いてる場所かなと感じているんですけど、まったく点数にもとらわれずに、自由にノビノビお客さんに楽しんでもらえるように滑っている自分も好きなので」とも話し、プロスケーターとしてアイスショー出演など、あらゆる可能性を示唆していた。

 この発表を受けて、SNS上では「やっぱ引退なんだ…」「お疲れ様!」「真凜ちゃん寂しいよ~」「いつも感動をありがとう!」など、労いの言葉とともに、最後の勇姿となった全日本選手権ショートの『2分50秒』が再び脚光を浴びており、「やっぱ彼女には華があるのよね~」「怪我を押しての魂の滑りは感動した!」「現地で見れて幸せだった」「いま見ても素敵な演技」など、反響が相次いでいる。

 11日の発表会見では、いったいどんなことを語るのか。いずれによせ、日本女子フィギュア界に眩い光を放ったアイドルスケーターのもとには労いの言葉が止まない。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】“集大成”の全日本で2分50秒を滑り切り、感情が溢れ出た本田真凜をチェック!

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