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バレーボール

「ユウキの休養はチームにとって重要」ミラノはフルセットの末に年明け初黒星…石川祐希は過密日程に備え守備で限定起用

THE DIGEST編集部

2024.01.08

守備で観衆を魅了した石川。(C) Lega Pallavolo Serie A

守備で観衆を魅了した石川。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間1月6日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2023-24シーズン後半2節が行われた。男子日本代表の石川祐希が所属するアリアンツ・ミラノは、ガスセールズ ブルーエナジー・ピアチェンツァとアウェーで対戦。セットカウント2-3(23-25、25-21、25-19、19-25、13-15)で惜敗に終わり、年明け初黒星を喫した。
 

 現地新年3日に行なわれたコッパイタリア準々決勝でピアチェンツァとのフルセットを制し、4強入りを果たしたミラノ。その熱戦から中2日、同じ相手と同じ敵地で再び対戦した。

 ピアチェンツァにとって、大会2連覇を目指すも道半ばで敗退となったコッパ戦。それを阻んだミラノに本拠地で連敗は避けなければならない。コッパ戦と同様のメンバーで先発を組み、セッターのアントワヌ・ブリザール(フランス)、アウトサイドヒッター(OH)のリカルド・ルカレッリ(ブラジル)とフランチェスコ・レチネ(イタリア)、オポジット(OP)はユーリ・ロマノ(イタリア)、ミドルブロッカー(MB)にロベルトランディ・シモン(キューバ)とエドアルド・カネスキ(イタリア)でこの試合に臨んだ。

 一方、ミッドウィークに欧州CEVカップが控えるミラノは、3選手を入れ替えた。3日前の激闘でチーム最多得点を叩き出したOH石川、連続ブロックで試合に幕を引いた主将のMBマッテオ・ピアノ(イタリア)と石川に次ぐ得点をマークしたOPフェレ・レゲルス(ベルギー)がベンチスタート。マテイ・カジースキ(ブルガリア)を本来は石川が担うフロントレフトに据え、その対角にオスニエル・メルガレホ (キューバ)、MBがブロック部門リーグ1位のアグスティン・ロセル(アルゼンチン)とマルコ・ヴィテッリ(イタリア)、司令塔はパオロ・ポッロ(イタリア)、OPに昨季のアタック得点王ペータル・ディルリッチ(クロアチア)を起用した。

 第1セットは、中盤の入りにポッロのサーブで2連続ブロックを決めたロセルがさらにアタックで追加点。これでリードを奪ったミラノだったが、終盤にデルリッチの誤打が2本続き同点とされる。押され気味のムードの中、2枚替えの後に守備強化で石川を投入して23-23とする。しかし、先にセットポイントを握られたところで、ロセルがタッチネットを犯してしまい1セット目を落とした。

 逆の展開となった第2セット、1点を追うミラノは終盤にカジースキのブロック上から放った強打とエースで逆転に成功する。ヴィテッリの一打とメルガレホのサーブで相手を突き放して23-20。確実にセットを奪い返したいロベルト・ピアッツァ監督は、再び石川を投入して守備を固め、試合を振り出しに戻した。
 
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