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フィギュア

「幸せな競技生活」「スケートを滑っている時間が輝いている」と振り返った本田真凜。“彼氏”宇野昌磨の質問に照れ笑いも「は、はい(笑)」

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.01.11

本田は引退会見で決めポーズを披露した。写真:滝川敏之

本田は引退会見で決めポーズを披露した。写真:滝川敏之

 フィギュア界のヒロインが、周知されている”彼氏”の存在について言及した。

 1月11日、フィギュアスケート女子で今シーズン限りで現役引退を表明していた本田真凜が、都内で引退記者会見を開いた。ジュニア時代から高い表現力で氷上を舞った22歳は、大学4年生となった今季で競技者としてのピリオドを打ち、新たなチャレンジについても意欲的に語った。

 無数のカメラフラッシュを浴びながら登壇した本田は、「今シーズンを持ちまして選手生活を終える決断をしました」と報告。応援してくれたファン、関係者に感謝の気持ちを伝えながら、「頑張ってきたからこそ、たくさんの方に出会えた。いろんな葛藤に向き合って乗り越えられました。これまでの人生はどんな時を振り返ってもスケートがあります。良い時もそうでない時もありましたが、どんな時も幸せな競技生活だったと思います」と笑顔で振り返った。

 会見では現在交際中の宇野昌磨に関する質問もあり、「今も順調ですか?」と問われると、照れた様子で「は、はい(笑)」と回答する場面も。

 続けて、最後の晴れ舞台(全日本選手権ショートプログラム)で宇野にかけられた言葉については「宇野選手に限らず、皆さん小学校の時から一緒に頑張ってきた幼馴染という感覚なので」と前置きしたうえで、「今季で最後ということは周りの方、長くやってきた仲間たちは知ってくれていて。最後の試合は自分の中で体の状態が良くなかったけれど、頑張れた。最後までいろんな支えがあったからこそ、自分がスケートが大好きなまま引退という形までたどり着けたのかなと思う」と語り、小さい頃から切磋琢磨し続けたスケーターたちとの固い絆を強調した。
 
 会見中に何度も「スケートが大好きなので」というワードが飛び出したように、今後もスケートに携わっていくことを表明した本田。「スケートを滑っている時間が自分でも輝いている時間」だと笑顔を交えながら語る22歳は、昨年12月に痛めた右骨盤の状態を見ながらジャンプなどを再開していると明かし、今後の目標について決意を述べた。

「自分の目指す演技を(引き続き)目指して頑張っていきたい。(次の目標は)小さい時から習い事もたくさんしてきたので、自分の夢もたくさんあるんですけど、頂けたチャンスに全力でお応えできるように頑張っていきたい」

 大好きなスケートを軸に、新たなフィールドでも貪欲にチャレンジしていくことを誓った本田。稀代のアイドルスケーターの第2幕は、銀盤を中心に今後も続いていく。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

【PHOTO】右骨盤の痛みを抱えながら…2分50秒を滑り切り、感情が溢れ出た本田真凜!

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