格闘技・プロレス

井上尚弥に敗れたタパレスが大量のお米を地元へ寄付! 母国紙が報道「リング上で敗れたが、黄金のハートは無傷のままだ」

THE DIGEST編集部

2024.01.13

井上に敗れたタパレスだが、母国への寄付行為が称賛されている。写真:永島裕基

 フィリピン人ボクサーの行動に称賛の声が寄せられている。

 現地1月12日、フィリピン紙『Manila Standard』は、「2つの世界タイトルを失うも、タパレスがラナオの人々から称賛を得る」との見出しで記事を掲載。プロボクシング前WBA&IBF世界スーパーバンタム級統一王者のマーロン・タパレス(フィリピン)が昨年末の敗戦後、地元コミュニティに大量のお米を寄付したという。

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 去る12月26日、東京・有明アリーナでWBC&WBO王者の井上尚弥(大橋)と対戦し、10回1分2秒でKO負けを喫したタパレス。フィリピン人として初の4団体統一はならずも、世界中のボクシングファンが注目したこの大一番では、巧みなディフェンスワークでしぶとく食らいつき、勇ましい戦いぶりで見る者を大いに沸かせた。

 そして、今回の慈善活動に関して記事内では、「リング上で敗れたかもしれないが、このフィリピン人ボクサーが持っている黄金のハートは無傷のままだ」「何百もの米袋を地元コミュニティに寄付し、北ラナオ州の人々にさらに愛されるようになった」との記述。井上戦のファイトマネーについても次のように報じられている。

「先日、東京でイノウエに10回KO負けを喫したタパレスだが、伝えられるところによれば、この統一戦でかなりの大金を手にしたという。彼のプロモーターを務める米興行大手『MP Promotion』のショーン・ギボンズ氏は、正確な金額を明かさなかったが、もうこれでタパレスとその家族の将来は保証されると断言した」

 なお、贈り先のオフィシャルページからは感謝の意が示され、自身のSNSアカウントにも多くのメッセージが届いているというタパレス。ビッグマッチの後に示した彼の行動には、ただただ敬服するばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】タパレスから大量のお米が寄付された様子
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