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格闘技・プロレス

「パッキャオ以来だ!」井上尚弥が米老舗誌の『年間最優秀選手』に日本人初選出の快挙! 驚異的スピードでの2階級4団体統一を称賛!

THE DIGEST編集部

2024.01.06

Sバンタム級の4団体王座統一を収めた井上。権威ある米老舗誌の年間最優秀選手に選出された。写真:福冨倖希

Sバンタム級の4団体王座統一を収めた井上。権威ある米老舗誌の年間最優秀選手に選出された。写真:福冨倖希

 日本の“モンスター”がまたしても快挙だ。

 現地1月5日、ボクシング界で最も権威ある米老舗専門誌『The Ring』は、公式サイトを更新し、2023年の「ファイター・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)」を発表。史上2人目となる2階級での4団体統一に成功したスーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が選出され、日本人ボクサーとして史上初の栄誉に輝いた。

 22年12月にバンタム級完全制覇を果たし、23年から階級をひとつ上のスーパーバンタム級に転向した井上。まず7月25日の初戦で前WBC&WBO王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちを収めると、年末の12月26日には前WBA&IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン)を10回KOで下し、わずか2戦で4冠王者に上り詰めた。

 無双の活躍を見せる無敵の日本人ボクサーについて同誌は、「19年5月から22年12月までに118ポンドのベルトを4本集め、バンタム級4団体王者として23年をスタートしている」と前置きしながら、その功績に感服。スーパーバンタム級への転向2戦目での4団体統一という前代未聞の偉業に関しては、「(階級上げから)12か月というスパンで成し遂げた」と記述しており、そのスピードに驚きを隠せないようだ。
 
 史上初の2階級4団体統一王者となったテレンス・クロフォード、元ライト級4団体統一王者のデヴィン・ヘイニー(ともに米国)らを抑え、同誌が1928年から選定している歴史的な賞に輝いた井上。記事の終盤では、「アジア人として06、08、09年に受賞したマニー・パッキャオ(フィリピン)以来だ」とも報じられ、伝説のボクサーと肩を並べる存在だと強調されている。

 昨年も”モンスター”の異名通り、圧倒的な強さをリングで見せつけた井上。ボクシング界における彼の存在感は増すばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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