モータースポーツ

角田裕毅とリカルドの対決に「特別な緊張感が漂っている」 F1全10チームの2024年“注目点”を英専門メディアが選定!

THE DIGEST編集部

2024.01.19

リカルドとのチーム内対決が注目される角田。果たして優位に立つのはどちらか。(C) Getty Images

 2月末に開幕する2024年のF1に向けて、各チームとそのドライバーたちは今、それぞれの目標を達成するための準備に余念がないところだろう。

 勝利を目指す彼らに対し、見る側の興味のポイントは異なるものだが、イギリスのモータースポーツ専門メディア『CRASH』は、「2024年のF1において直面するそれぞれの最大の課題と疑問」と題した記事において、全10チームの注目点を挙げている。

【画像】2023年のF1各チームのマシンをチェック!
 昨季、圧倒的なマシンの性能とマックス・フェルスタッペンの能力によって完全にグランプリを席巻したレッドブルのそれは、「セルジオ・ペレスに対する処遇」ということで、「フェルスタッペンのパートナーを誰にするかというレッドブルの決定が、今後数か月間は見出しを独占することとなるだろう」と同メディアは綴った。

 2023年のコンストラクターズチャンピオンシップ2位を死守したメルセデスに対しては、「3年目に幸運は訪れるか?」。2022年に新たなレギュレーションが施行されてから、これに適応するのに苦しんできた彼らは、これまでのデザインの方針を完全放棄し、2024年は全く新たな方向に乗り出しているが、これで「トト・ヴォルフはチームとルイス・ハミルトンを再び頂点に導けるか? あるいはまた挫折の1年となるのか?」。

「2023年は復調の兆しを見せた」と同メディアが評価するフェラーリの興味点は「今年はついに実績を挙げるか?」ということで、フレデリック・バスールの代表就任によってチームに活気と堅実さなどがもたらされたという名門は、「少なくとも机上では、タイトル挑戦に必要なものを全て備えているように見える」ということで、「不毛な呪縛が解かれる1年となるのか、また新たな偽りの夜明けとなるか」が要注目だ。

 続いて、昨季途中で驚くほどの飛躍を見せ、一気に各レースでトップ争いに加わったマクラーレンは、シーズン終了時にはレッドブルに続いて2番目に速かった「MCL60」をさらに進化させ、チーム体制もより強化した中で、「一貫したトップランナーとしての地位を確立できるか?」かに期待がかかる。
 
NEXT
PAGE
「レッドブルに最も印象を与えるのは誰か?」昇格争いの行方に注目