日本の51歳ジャンパーが異例の注目を浴びている。
ノルディックスキージャンプのコンチネンタルカップが1月21日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場で行なわれ、日本のスキージャンプ界のレジェンド・葛西紀明(土屋ホーム)がワールドカップ札幌大会(2月17、18日)の代表入りを決めた。
前日のHTB杯では日本勢最高の9位に入り、代表入りに前進していた葛西。この日、午前中の競技では132.5メートル、130.5メートルを飛んで合計238.2点(11位)をマーク。2日連続で日本勢トップに立つパフォーマンスを見せて代表切符を掴み取った。
過去8度の冬季オリンピックに出場している鉄人ジャンパーの活躍は、海外でも注目の的になっている。
ポーランドのスポーツチャンネル『TVP SPORT』は「ノリアキ・カサイが帰ってきた!」と大々的に報じ、「今年6月で52歳になる日本人のカサイは、このスポーツから引退することを考えていない」と絶賛。札幌の同大会に出場した最年長日本人ジャンパーを異例に取り上げている。
記事では「カサイはまだジャンプに飽き足らず、地元の大会によく出場しており、若い選手たちと互角に戦っている。昨年10月のUHBカップでは、大倉山を飛び越えてしまうような144.5メートルの大飛行に達した」と記し、いまだ衰えぬ情熱に感服している。
アルペンスキーやジャンプ、スノボなどのウインタースポーツを網羅している北欧を代表する専門メディア『Nordic Mag』も、日本のレジェンドの動向を注視している。
同メディアは20日にトップ10入りを果たした葛西の活躍に触れ、「日本の伝説的なスキージャンパー、ノリアキ・カサイは51歳にもかかわらず、好調な成績を続けている。彼は札幌で行なわれた3つのコンチネンタルカップ競技のうち、最初の試合でその実力を証明した」と称賛の言葉を送る。
さらに、「何よりも、オリンピックで3つのメダル(銀=2個、銅=1個)を獲得したこの男は、今大会で最も優れた日本人である。この勢いを続けていけば、ワールドカップでもナショナルチームの代表として戦える可能性は十分にある」と太鼓判を押す。
葛西のワールドカップ出場は2020年の札幌大会以来、4季ぶり。51歳のレジェンドのチャレンジ意欲には、ただただ敬服するしかない。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「一人でも多くの方がヘルメットを着けてくれれば嬉しいです」成田童夢、ゲレンデのエピソードを通してヘルメットやプロテクターの重要性を訴える
ノルディックスキージャンプのコンチネンタルカップが1月21日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場で行なわれ、日本のスキージャンプ界のレジェンド・葛西紀明(土屋ホーム)がワールドカップ札幌大会(2月17、18日)の代表入りを決めた。
前日のHTB杯では日本勢最高の9位に入り、代表入りに前進していた葛西。この日、午前中の競技では132.5メートル、130.5メートルを飛んで合計238.2点(11位)をマーク。2日連続で日本勢トップに立つパフォーマンスを見せて代表切符を掴み取った。
過去8度の冬季オリンピックに出場している鉄人ジャンパーの活躍は、海外でも注目の的になっている。
ポーランドのスポーツチャンネル『TVP SPORT』は「ノリアキ・カサイが帰ってきた!」と大々的に報じ、「今年6月で52歳になる日本人のカサイは、このスポーツから引退することを考えていない」と絶賛。札幌の同大会に出場した最年長日本人ジャンパーを異例に取り上げている。
記事では「カサイはまだジャンプに飽き足らず、地元の大会によく出場しており、若い選手たちと互角に戦っている。昨年10月のUHBカップでは、大倉山を飛び越えてしまうような144.5メートルの大飛行に達した」と記し、いまだ衰えぬ情熱に感服している。
アルペンスキーやジャンプ、スノボなどのウインタースポーツを網羅している北欧を代表する専門メディア『Nordic Mag』も、日本のレジェンドの動向を注視している。
同メディアは20日にトップ10入りを果たした葛西の活躍に触れ、「日本の伝説的なスキージャンパー、ノリアキ・カサイは51歳にもかかわらず、好調な成績を続けている。彼は札幌で行なわれた3つのコンチネンタルカップ競技のうち、最初の試合でその実力を証明した」と称賛の言葉を送る。
さらに、「何よりも、オリンピックで3つのメダル(銀=2個、銅=1個)を獲得したこの男は、今大会で最も優れた日本人である。この勢いを続けていけば、ワールドカップでもナショナルチームの代表として戦える可能性は十分にある」と太鼓判を押す。
葛西のワールドカップ出場は2020年の札幌大会以来、4季ぶり。51歳のレジェンドのチャレンジ意欲には、ただただ敬服するしかない。
構成●THE DIGEST編集部
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