1月22日に東京・東京体育館で卓球の『全日本選手権』が開幕する。この夏に行なわれるパリ五輪代表を争う“選考レース”の最終戦に位置付けられている。

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　もっとも熾烈な争いを繰り広げているのは女子シングルスだ。シングルス個人での出場枠は２つ。昨年12月25日に日本卓球連盟が発表した最新の「2024年パリオリンピック選考ポイント 獲得状況」によれば、早田ひな（日本生命）は、２位以下をポイントで大きく引き離しているため１枠目を獲得。残り１枚の切符をかけ、平野美宇（木下グループ）と伊藤美誠（スターツ）の一騎打ちとなる。

　日の丸を背負えるのはシングルス代表の２人に加え、団体戦メンバーでもう１枠が残されている。だがダブルスの相性なども考慮されて選考されるため、３番目の選手が必ずしも代表権を得られるわけではない。
  　とは言え、東京五輪の卓球で金、銀、銅のメダル３つを獲得し、これまで警戒を続けてきた日本のエースの不在は中国にとっても驚きのようだ。中国大手ポータルサイト『捜狐』は、「ミワ・ハリモトは最近調子が良く、多くの国際大会で好成績を収めている。ミマ・イトウは大会辞退が相次ぎ、勝利に対して貪欲でない印象だ。日本卓球協会はハリモトの調子次第で、イトウを外す可能性が高い」と張本の代表入りを予想。

　そして「かなりの試合を欠場しているイトウだが、パリ五輪は必ず出場したいと思っているだろう。東京五輪の混合ダブルス金メダリストがもし出場できないとなれば、日本にとって悩ましい状況になるだろう」と評している。

　大舞台を戦う３名が発表されるのは２月５日だ。はたして運命の切符を掴むのは誰になるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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