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「わずか16点しか...」東京五輪女王・陳夢にストレート負けの伊藤美誠を中国メディアが酷評!「存在感が薄れてきた」【卓球】

THE DIGEST編集部

2023.12.17

体調不良の伊藤は東京五輪金メダリストの陳夢に完敗を喫した。(C)Getty Images

体調不良の伊藤は東京五輪金メダリストの陳夢に完敗を喫した。(C)Getty Images

 12月16日、世界のトップ16人のみが出場できる卓球『WTT女子ファイナルズ名古屋2023』のシングルス準々決勝が開催された。伊藤美誠(スターツ/世界ランク10位)は、東京五輪の金メダリスト・陳夢(同3位)と対戦するも、ストレート負けを喫した。

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 前日の1回戦では体調不良に見舞われながら、アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ/同11位)にゲームカウント3-1で勝利し、日本勢唯一のベスト8入りを決めていた伊藤。だが完全に体調は戻り切らなかったのか、この日は終始精彩を欠いた。

 第1ゲームはロングサーブで得点し競り合うも、徐々に点差が開き8-11と落とした23歳。4連続失点の立ち上がりとなった第2ゲームは1点を取り返すも、バック側の球に対応できず、こちらも2-11で落とした。後が無くなった第3ゲームは、5点ビハインドのスタート。2-9から4連続得点で猛追をみせたが、6‐11で力尽きた。

 東京五輪女王に太刀打ちできなかった伊藤の出来に、中国メディアは驚きを隠せないようだ。デジタル新聞の『澎湃新聞』は「陳夢がミマ・イトウに3‐0で快勝した。試合を通してわずか16点しか許していない」と報じており、「イトウは陳夢との対戦成績を7連敗とし、試合後のインタビューでは思わず声を詰まらせていた」と情景を描写した。
 
 また中国大手ポータルサイト『捜狐』は試合展開を分析。試合を決めたのは第2ゲームだったとし、「陳夢の2連続サーブに成功すると同時にミマ・イトウの弱点を突く攻撃で4-0とリード」と伝えたうえで、「イトウはバックハンドの返球ミスなどが続き、完全に陳夢に支配され1-9と大差に。イトウは無気力に陥り、陳夢が簡単に11-2で奪った」と論じた。第3ゲームは「崖っぷちに立った相手に陳夢は目立ったミスもなく、スムーズに得点を重ねて勝利した」と記している。

 さらに同メディアは不調に苦しんだ伊藤を「イトウは、カスミ・イシカワの後を継いで日本女子をまとめるはずだったが、ヒナ・ハヤタの台頭により存在感が薄れてきた」と評した。

構成●THE DIGEST編集部

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