日本のレジェンドに注がれる喝采は尽きない。
1月21日にノルディックスキージャンプのコンチネンタルカップが札幌市の大倉山ジャンプ競技場で行なわれ、冬季オリンピック8度の出場を誇る葛西紀明(土屋ホーム)が大ジャンプを連発。同じ大倉山で2月17・18日に開催されるワールドカップ(W杯)札幌大会の代表切符を掴み取った。
葛西は前日(HTB杯)の1回目で118メートル、2回目は126.5メートルを飛んで日本人最高の9位につけ、代表入りに向けて一歩前進。51歳のレジェンドが魅せる驚異のビッグジャンプに会場は大いに沸いた。
21日も大ベテランの卓越した技術は健在だった。午前中、葛西は1回目に「K点越え」となる132.5メートルで日本勢トップに立つと、続く2回目は再びK点を越える130.5メートルのビッグジャンプを連発。表彰台は逃すも、日本人トップとなる11位でフィニッシュし、代表入りを確実なモノにした。
日本のスキージャンプ界が誇る生ける伝説の”鉄人ぶり”には海外からも感嘆が漏れている。
スキージャンプをはじめ、バイアスロン、クロスカントリー、ノルディック複合などのウィンタースポーツを豊富に配信するポーランド専門サイト『Sportsinwinter.pl』は「スキージャンプ界レジェンドの偉大なる帰還」と銘打ったタイトルで、51歳の日本人ジャンパーについて異例な特集を組んでいる。
記事内では先週末、札幌で開催されたコンチネンタルカップ3大会の結果を簡潔に紹介。次に大きく記事を割いたのは、日本のレジェンドの奮闘ぶりだった。「週末のハイライトは日本のオリンピアン、ノリアキ・カサイのW杯への復帰だった。伝説的な日本人ジャンパーは母国の代表選手の中で最高のパフォーマンスを披露し、HTB杯ではトップ10に入った」と、その活躍ぶりを熱心に伝えている。
表彰台には絡めなかったが、同メディアはひと回り年下の世界トップジャンパーらと、好勝負を演じた葛西の異次元なパフォーマンスに称賛を送りつつ、「伝説の日本人選手が、この週末を沸かせたことに変わりはない。この結果で、2月に札幌で開催されるW杯の代表チーム入りが確実となった」と付け加え、再び日の丸を背負うベテランに期待を寄せている。
同じくポーランドのスキージャンプ専門メディア『Skijumping.pl』のアダム・ブホルツ記者は自身のX(旧ツイッター)に、札幌で開催された3大会のコンチネンタルカップのリザルトを共有。オーストリア、ノルウェー、ドイツ、スロバキアといったスキージャンプ強豪国がトップ10までを独占するなか、「日本の51歳、ノリアキ・カサイが63ポイントで12位だ」と指摘。欧州以外で、かつ日本勢最上位に葛西がつけていることに、ただただ驚愕する。
競技にかける飽くなき情熱と、世界の第一線で戦い続ける肉体管理に海外からも羨望の眼差しが送られる葛西。今年6月で52歳になるレジェンドの挑戦には、頭が下がるばかりである。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】欧州メディアに取り上げられる51歳ジャンパー・葛西紀明
1月21日にノルディックスキージャンプのコンチネンタルカップが札幌市の大倉山ジャンプ競技場で行なわれ、冬季オリンピック8度の出場を誇る葛西紀明(土屋ホーム)が大ジャンプを連発。同じ大倉山で2月17・18日に開催されるワールドカップ(W杯)札幌大会の代表切符を掴み取った。
葛西は前日(HTB杯)の1回目で118メートル、2回目は126.5メートルを飛んで日本人最高の9位につけ、代表入りに向けて一歩前進。51歳のレジェンドが魅せる驚異のビッグジャンプに会場は大いに沸いた。
21日も大ベテランの卓越した技術は健在だった。午前中、葛西は1回目に「K点越え」となる132.5メートルで日本勢トップに立つと、続く2回目は再びK点を越える130.5メートルのビッグジャンプを連発。表彰台は逃すも、日本人トップとなる11位でフィニッシュし、代表入りを確実なモノにした。
日本のスキージャンプ界が誇る生ける伝説の”鉄人ぶり”には海外からも感嘆が漏れている。
スキージャンプをはじめ、バイアスロン、クロスカントリー、ノルディック複合などのウィンタースポーツを豊富に配信するポーランド専門サイト『Sportsinwinter.pl』は「スキージャンプ界レジェンドの偉大なる帰還」と銘打ったタイトルで、51歳の日本人ジャンパーについて異例な特集を組んでいる。
記事内では先週末、札幌で開催されたコンチネンタルカップ3大会の結果を簡潔に紹介。次に大きく記事を割いたのは、日本のレジェンドの奮闘ぶりだった。「週末のハイライトは日本のオリンピアン、ノリアキ・カサイのW杯への復帰だった。伝説的な日本人ジャンパーは母国の代表選手の中で最高のパフォーマンスを披露し、HTB杯ではトップ10に入った」と、その活躍ぶりを熱心に伝えている。
表彰台には絡めなかったが、同メディアはひと回り年下の世界トップジャンパーらと、好勝負を演じた葛西の異次元なパフォーマンスに称賛を送りつつ、「伝説の日本人選手が、この週末を沸かせたことに変わりはない。この結果で、2月に札幌で開催されるW杯の代表チーム入りが確実となった」と付け加え、再び日の丸を背負うベテランに期待を寄せている。
同じくポーランドのスキージャンプ専門メディア『Skijumping.pl』のアダム・ブホルツ記者は自身のX(旧ツイッター)に、札幌で開催された3大会のコンチネンタルカップのリザルトを共有。オーストリア、ノルウェー、ドイツ、スロバキアといったスキージャンプ強豪国がトップ10までを独占するなか、「日本の51歳、ノリアキ・カサイが63ポイントで12位だ」と指摘。欧州以外で、かつ日本勢最上位に葛西がつけていることに、ただただ驚愕する。
競技にかける飽くなき情熱と、世界の第一線で戦い続ける肉体管理に海外からも羨望の眼差しが送られる葛西。今年6月で52歳になるレジェンドの挑戦には、頭が下がるばかりである。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】欧州メディアに取り上げられる51歳ジャンパー・葛西紀明
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