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宇野昌磨が逆転で全日本4連覇!ミスが出た羽生結弦は2位、シングル引退の高橋大輔は12位で次の舞台へ【全日本フィギュア】

THE DIGEST編集部

2019.12.22

4連覇を達成した宇野昌磨。「コーチが決まったのが大きかった」と振り返った。写真;茂木あきら(THE DIGEST写真部)

 調子を上げていた3連覇王者が、令和元年の全日本選手権を制した。

 12月22日、東京・代々木体育館で全日本フィギュア選手権の男子フリーが行なわれ、宇野昌磨が184・86点をマーク。合計290・57で首位に立ち、4年ぶりに参戦した羽生結弦を抑えて、4連覇を達成した。羽生は連戦の疲労からかジャンプでミスを重ね、惜しくも2位に終わった。

 ショートプログラム(SP)で105・71点を叩き出した宇野は、フリーでも見事なパフォーマンスを披露。冒頭の4回転フリップ、4回転トゥループはこらえて着氷すると、トリプルループでは手を付いて減点になったが、その後の4回転トゥループ+ダブルトゥループのコンビネーションなどで持ち直し、合計290・57を記録した。

 一方、SPを自己最高となる110・71点で折り返した羽生は、フリーでミスが目立った。4回転ループや4回転トゥループ、コンビネーションジャンプも乱れ、トリプルアクセルでは転倒してしまう。フリーのスコアは172・05点。合計282・77点で4年ぶりの戴冠はならなかった。
 
 また、今大会を最後にアイスダンスへの転向を表明している高橋大輔は、12番滑走で登場し、138・36点をマーク。ジャンプのミスはあったものの、華麗なステップでファンの歓声を誘い、合計204・31点の12位で"ラストシングル"を締めくくった。

 今大会は来年の世界選手権と四大陸選手権の最終選考会を兼ねており、優勝した宇野は世界選手権の出場が確定。今大会2位の羽生も、世界切符をほぼ確実にしている。男子シングルの結果は以下のとおり。

【全日本フィギュア選手権 男子シングル結果】
1位 宇野昌磨 290・57
2位 羽生結弦 282・77
3位 鍵山優真 257・99
4位 田中刑事 252・44 
5位 佐藤駿  246・50
6位 友野一希 244・69

構成●THE DIGEST編集部

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