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サウジ遠征で有力馬が軒並み不在。史上空前の混戦となる古馬ダート王決定戦は”低評価すぎる”キングズソードに妙味【フェブラリーS】

三好達彦

2024.02.17

キングズソードはJBCクラシックを圧巻の強さで制した。写真:産経新聞社

キングズソードはJBCクラシックを圧巻の強さで制した。写真:産経新聞社

 2月18日、春の古馬ダート王決定戦となるフェブラリーステークス(GⅠ、東京・ダート1600m)が行なわれる。

 ただし今年は、24日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で総額2000万ドル(約30億円)、優勝賞金1000万ドル(約15億円)という世界最高賞金レースのサウジカップ(GⅠ、ダート2000m)に日本のトップホースが相次いで挑戦を表明している。

 例えば、昨年のドバイワールドカップ(G1、メイダン・ダート2000m)の覇者であるウシュバテソーロ(牡7歳/美浦・高木登厩舎)、昨年のブリーダーズカップ・クラシック(G1、サンタアニタ・ダート10ハロン)で2着に食い込んだデルマソトガケ(牡4歳/栗東・音無秀孝厩舎)、昨年のフェブラリーステークスとチャンピオンズカップ(GⅠ、中京・ダート1800m)を制して中央に敵無しと印象付けたレモンポップ(牡6歳/美浦・田中博康厩舎)の”ビッグ・スリー”が揃ってサウジアラビアに遠征した。

 他にも22、23年の帝王賞(JpnⅠ・大井・ダート2000m)を連覇しているメイショウハリオ(牡7歳/栗東・岡田稲男厩舎)、22年のチャンピオンズカップで2着に食い込んだクラウンプライド(牡5歳/栗東・新谷功一厩舎)が参戦予定となっており、今年のフェブラリーステークスの顔ぶれが小粒になった感は免れない。
 
 有力馬が不在のなかレースが混戦模様になり、馬券的な面白みは一段と増した。ここは頭を切り替えて、出走馬のプロフィールを点検していく。

 17日の午後4時までの単勝前売りオッズでは、重賞未勝利ながら連対を外したことがなく、5戦3勝、2着2回と連対を外したことがないオメガギネス(牡4歳/美浦・大和田成厩舎)が3.2倍で1番人気に推されている。そのあとには12月のチャンピオンズカップ、東京大賞典(大井・ダート2000m)で連続2着しているウィルソンテソーロ(牡5歳/美浦・小手川準厩舎)が4.6倍で2番人気となり、同じローテーションで連続3着したドゥラエレーデ(牡4歳/栗東・池添学厩舎)が5.7倍で3番人気と続いている。
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