堂々の日本記録更新を口にした。
3月1日、都内で東京マラソン2024プレスカンファレンスが行なわれ、ハーフマラソンと1万メートルの日本記録保持者である新谷仁美(積水化学)が、マラソンの日本記録を塗り替えると宣言した。
新谷の東京マラソン参加は2年ぶり。3日の号砲を前々日に控えたこの日、囲み取材に応じた彼女は「コンディションは普通。順調に練習は積めている」と体調に問題はないと強調した。
女子はパリ五輪の選考対象レースではないが、36歳のランナーは「昨年のベルリンマラソンが終わってから、これまで人任せでマラソンをしてきたなと反省している」と口にし、「勝負というテーマでマラソンをやってこなかった。今回は自分で勝負ができるように自分のレースをする」と力強く答えた。
ゆえに、「ペースメーカーに任せるレースはしたくない。それを東京マラソンで表現したい」と誓うと、「変わらず、私の目標は日本記録というところを目指していきたい」と決意を込める。
1月28日には、今夏のパリ五輪代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンで前田穂南(天満屋)が2時間18分59秒で走破し、19年ぶりに日本記録を樹立する快走を見せた。当時は新谷がペースメーカーを務めており、その衝撃を肌で感じている。大阪での日本記録を取材陣から問われると、「悔しい以外何もない。何も生まれない」と本音を吐露。悔しさをにじませつつ、闘志に火が付いた。
新谷は「この世界でプロとしてやっている以上は一番でなければならない。一番でなければ価値を下げてしまう」と自分自身にストイックさを求め、「悔しさの本能、内に秘めたものが爆発的に出せれば。まずはタイム(日本記録)を狙っていきたい」と話した。
前田が記録を更新する前は、野口みずきに次いで日本歴代2位(2時間19分24秒)のタイムを持っていた新谷。パリ五輪については出場を目ざさない方針は変わらないが、自分の目標達成のために都心のど真ん中を新谷が走り抜く。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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新谷の東京マラソン参加は2年ぶり。3日の号砲を前々日に控えたこの日、囲み取材に応じた彼女は「コンディションは普通。順調に練習は積めている」と体調に問題はないと強調した。
女子はパリ五輪の選考対象レースではないが、36歳のランナーは「昨年のベルリンマラソンが終わってから、これまで人任せでマラソンをしてきたなと反省している」と口にし、「勝負というテーマでマラソンをやってこなかった。今回は自分で勝負ができるように自分のレースをする」と力強く答えた。
ゆえに、「ペースメーカーに任せるレースはしたくない。それを東京マラソンで表現したい」と誓うと、「変わらず、私の目標は日本記録というところを目指していきたい」と決意を込める。
1月28日には、今夏のパリ五輪代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンで前田穂南(天満屋)が2時間18分59秒で走破し、19年ぶりに日本記録を樹立する快走を見せた。当時は新谷がペースメーカーを務めており、その衝撃を肌で感じている。大阪での日本記録を取材陣から問われると、「悔しい以外何もない。何も生まれない」と本音を吐露。悔しさをにじませつつ、闘志に火が付いた。
新谷は「この世界でプロとしてやっている以上は一番でなければならない。一番でなければ価値を下げてしまう」と自分自身にストイックさを求め、「悔しさの本能、内に秘めたものが爆発的に出せれば。まずはタイム(日本記録)を狙っていきたい」と話した。
前田が記録を更新する前は、野口みずきに次いで日本歴代2位(2時間19分24秒)のタイムを持っていた新谷。パリ五輪については出場を目ざさない方針は変わらないが、自分の目標達成のために都心のど真ん中を新谷が走り抜く。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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