2024年F1世界選手権の第1戦バーレーン・グランプリが開幕、2月29日には初日のフリー走行1、2回目(FP1、2)が実施された。
プレシーズンテストでは好感触を得たビザ・キャッシュアップRB(以下RB)の角田裕毅は、FP1では24周を走行してベストタイムは1分33秒183を計測し全体4番手。続くFP2では、単独最多の29周回で全体15番手となる1分31秒881のベストタイムを計測している。
初日を終えた後、角田はチームの公式サイトを通して、「今日は簡単な日ではありませんでした。我々はまだ、望む位置にはいません。ただ、それはプラクティスの初日ではいつものことなので、心配することはありません。現時点では予選Q3進出は難しそうですが、それまでに状況を好転させる自信はあります。今夜は多くのことを見直す必要がありますが、我々の目標はトップ10に入ることであり、そうなれば素晴らしいでしょう」とのコメントを残した。
一方、RBのレーシングディレクター、アラン・パーメインは、「今日は我々にとって、かなり標準的な1日だった。朝のセッション(FP1)ではソフトタイヤを使用したため、かなり速いように感じられた。今日は2セットのミディアムタイヤとソフトタイヤを、各セッションで1セットずつ使って走らせる予定でいた」と明かし、以下のように印象を語った。
「これにより、FP1でベースラインを知ることができ、FP2での評価と変更に役立った。ここでの進行にはかなり満足している。一方、FP2では競争力が低くなった可能性があるが、その原因を理解するために、我々は変更点をしっかりと見直すこととなる。それでも全体的には、予定していた全てのテストを完了できた、生産的な1日だった」
初日のRBは、ダニエル・リカルドがFP1(25周回)では1分32秒869の全体トップタイムを計測したが、FP2(26周回)は1分31秒516で12番手に落ち着くなど、他ドライバーの使用タイヤや取り組み、コンディションとの兼ね合いもあって、何とも判断が難しい結果となり、本人も彼らしいユーモアをまじえて「5分間の名声」と表現したが、それでもこのオーストラリア人ドライバーは「全てを上手くまとめれば、Q3進出や決勝でのポイント獲得も可能だろう」と楽観的な見方を示している。
メディアの報道を見ると、イタリアのモータースポーツ専門サイト『MOTORIONLINE』は、「FP1ではコース状況とより柔らかいタイヤの影響で、オーストラリア人は最速タイムを記録し、ユウキが4番手で続いた。しかし、予選とレースのコンディションに最も近いFP2では、ダニエルが12番手、ユウキは15番手まで順位を落とした。しかし、彼らの感触は依然としてポジティブのようだ。確かに、VCARB01は以前のアルファタウリの車よりも、明らかに進歩しているように見える」と綴った。
そして、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「FP1での栄光の時の後、FP2では“集団”に戻った」とRBの1日を表現。そして、「もちろん、最初のセッションは彼らにとって代表的なものではなく、象徴的なものだった。『VCARB01』の現在のレベルを反映しているのはFP2だ」と指摘し、ドライバーについては「リカルドはQ3進出に楽観的だが、角田はもう少し悲観的である」と伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ハミルトンに追いすがる! RB角田裕毅のテスト走行をチェック!
プレシーズンテストでは好感触を得たビザ・キャッシュアップRB(以下RB)の角田裕毅は、FP1では24周を走行してベストタイムは1分33秒183を計測し全体4番手。続くFP2では、単独最多の29周回で全体15番手となる1分31秒881のベストタイムを計測している。
初日を終えた後、角田はチームの公式サイトを通して、「今日は簡単な日ではありませんでした。我々はまだ、望む位置にはいません。ただ、それはプラクティスの初日ではいつものことなので、心配することはありません。現時点では予選Q3進出は難しそうですが、それまでに状況を好転させる自信はあります。今夜は多くのことを見直す必要がありますが、我々の目標はトップ10に入ることであり、そうなれば素晴らしいでしょう」とのコメントを残した。
一方、RBのレーシングディレクター、アラン・パーメインは、「今日は我々にとって、かなり標準的な1日だった。朝のセッション(FP1)ではソフトタイヤを使用したため、かなり速いように感じられた。今日は2セットのミディアムタイヤとソフトタイヤを、各セッションで1セットずつ使って走らせる予定でいた」と明かし、以下のように印象を語った。
「これにより、FP1でベースラインを知ることができ、FP2での評価と変更に役立った。ここでの進行にはかなり満足している。一方、FP2では競争力が低くなった可能性があるが、その原因を理解するために、我々は変更点をしっかりと見直すこととなる。それでも全体的には、予定していた全てのテストを完了できた、生産的な1日だった」
初日のRBは、ダニエル・リカルドがFP1(25周回)では1分32秒869の全体トップタイムを計測したが、FP2(26周回)は1分31秒516で12番手に落ち着くなど、他ドライバーの使用タイヤや取り組み、コンディションとの兼ね合いもあって、何とも判断が難しい結果となり、本人も彼らしいユーモアをまじえて「5分間の名声」と表現したが、それでもこのオーストラリア人ドライバーは「全てを上手くまとめれば、Q3進出や決勝でのポイント獲得も可能だろう」と楽観的な見方を示している。
メディアの報道を見ると、イタリアのモータースポーツ専門サイト『MOTORIONLINE』は、「FP1ではコース状況とより柔らかいタイヤの影響で、オーストラリア人は最速タイムを記録し、ユウキが4番手で続いた。しかし、予選とレースのコンディションに最も近いFP2では、ダニエルが12番手、ユウキは15番手まで順位を落とした。しかし、彼らの感触は依然としてポジティブのようだ。確かに、VCARB01は以前のアルファタウリの車よりも、明らかに進歩しているように見える」と綴った。
そして、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「FP1での栄光の時の後、FP2では“集団”に戻った」とRBの1日を表現。そして、「もちろん、最初のセッションは彼らにとって代表的なものではなく、象徴的なものだった。『VCARB01』の現在のレベルを反映しているのはFP2だ」と指摘し、ドライバーについては「リカルドはQ3進出に楽観的だが、角田はもう少し悲観的である」と伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
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