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マラソン・駅伝

新谷仁美が“前田穂南超え”を狙う! プロ根性で3種目目の日本新へ「私に賭けてくれた人たちの思いを『形』あるもので返したい」【東京マラソン】

THE DIGEST編集部

2024.03.03

新谷が東京マラソンで2時間18分59秒切りを狙う。(C)東京マラソン財団

新谷が東京マラソンで2時間18分59秒切りを狙う。(C)東京マラソン財団

『東京マラソン』(東京都庁前~東京駅前)が3月3日に開催される。女子日本記録に挑戦する新谷仁美(積水化学)が2日、“プロとしての意識”をファンや関係者に伝えた。

 昨年1月のヒューストンマラソンで2時間19分24秒(当時日本歴代2位)の好走を見せた新谷。9月のベルリンマラソンで、2005年にアテネ五輪金メダリストの野口みずきさんが打ち立てた日本記録(2時間19分12秒)更新を狙ったが、中盤に失速し届かず。

 今年1月28日の大阪国際女子マラソンで前田穂南(天満屋)に先を越されてしまった。2時間18分59秒を叩き出し、19年ぶりに止まっていた針を動かしたのが前田だ。新谷は同レースでペースメーカーとして貢献していたからこそ、複雑な想いも抱いており、「悔しい以外何もない。何も生まれない」と明かしている。
 
 今度は自分が主役だ。大会を翌日に控えたベテランランナーは自身のインスタグラムで、「私がすべきことは何の確証もない私に賭けてくれた人たちの思いを『形』あるもので返したい」と意気込み、以下のように続けた。

「それが私が常に言っている『結果』なのだ。だから結果を出すまでの過程も緊張する。自分しか理解できない『感覚』を信じて明日は臨みます」

 13年モスクワ世界選手権10000m5位入賞したものの14年に現役を引退。4年間のブランクを経て復帰すると、10000m30分20秒44、ハーフマラソン1時間6分38秒と2種目で日本新を出した。そんな彼女が次に目指すものはフルマラソンの記録更新だ。プロとしての根性を発揮してくれるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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