2024年F1第2戦のサウジアラビア・グランプリは現地8日にフリー走行の3回目(FP3)と予選が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は、1分28秒547で予選9番手につけた。ポールポジションは、開幕バーレーンGPを制したマックス・フェルスタッペンが1分27秒472で獲得している。
【動画】2024年F1開幕戦バーレーンGPハイライト ジッダの市街地コースで開催されている第2戦。角田はFP1から順調にタイムを縮め、FP1で25周を走行して1分31秒036という全体16番手のベストタイムを計測した後、FP2では28周回を重ねて1分29秒666で11番手。そして、FP3では1分29秒572の13番手として予選を迎えた。開幕戦では、惜しくも0.007秒差でQ3進出を果たせなかった角田だが、Q1を10番手、Q2を8番手で突破。今季初進出となったQ3では、トップ5の一角であるアストン・マーティンのランス・ストロールを上回り9番手につけた。
角田はチーム公式サイトを通して、「全体的に、今日は良い1日になりました。今夜幾つか確認しなければいけない点がいくつかありますが、バランスの面で車は問題ありませんでした。2つのセッションで収集したデータは重要であり、明日、タイムをさらに上げるのに役立つでしょう」と初日を振り返り、以下のように続けていた。
「先週のバーレーンでは、わずか0.007秒で予選Q3に進めませんでしたが、それだけ非常に厳しい競争であることを示しています。もっとも、それがチームと自分自身のモチベーションと集中力を維持させています。今夜は微調整し、明日以降の予選と土曜日のレースに向けて全てを整えていきます」
RBのレーシングディレクターであるアラン・パーメインも、「今日は我々にとってかなり良い1日だった」とポジティブな印象を明かし、「明日の予選に向け、夕方の涼しいコンディションにおいてソフトタイヤ2セットで走りたかったので、他チームとは少し異なるプログラムを実行した。FP2の終わりにはユウキが11番手となったが、残念ながら、ダニエル(・リカルド)はアタックでトラフィックに巻き込まれた(1分30秒088で19番手)」と語っている。
メディアの反応を見ると、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、「イタリア・ファエンツァのチームは、FP1ではソフトタイヤを温存したため、角田とリカルドはそれぞれ16番手と12番手に落ち着いたが、夜(FP2)になると角田は改善し、11番手に上昇したが、リカルドはトラフィックで19番手に止まった」と伝えるとともに、先週の例の一件についても言及した。
「RBにとってはポジティブな1日だったが、そのことは順位表からは分かりづらいかもしれない。バーレーンでのスワップをめぐるトラブルは解決し――そうであることを願うばかりだ――、ユウキとダニエルは再びレースに集中している」
またフランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「初日を終えた段階で、ジッダでのRBのパフォーマンスを理解するのは難しい。角田はトップ10に近づいたが、リカルドは順位表の最後列に位置しており、この超高速サーキットにおける『VCARB01』の本当のポテンシャルがどの程度なのか、現時点では不明である」との見解を示していた。
予選で見事な走りを見せ、Q3進出で9番手に食い込んだ角田。リカルドもなんとかQ2進出で14番手につけており、RBの巻き返しが注目される第2戦だ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅が安定の走りでQ3進出! サウジGP予選ハイライト
【動画】2024年F1開幕戦バーレーンGPハイライト ジッダの市街地コースで開催されている第2戦。角田はFP1から順調にタイムを縮め、FP1で25周を走行して1分31秒036という全体16番手のベストタイムを計測した後、FP2では28周回を重ねて1分29秒666で11番手。そして、FP3では1分29秒572の13番手として予選を迎えた。開幕戦では、惜しくも0.007秒差でQ3進出を果たせなかった角田だが、Q1を10番手、Q2を8番手で突破。今季初進出となったQ3では、トップ5の一角であるアストン・マーティンのランス・ストロールを上回り9番手につけた。
角田はチーム公式サイトを通して、「全体的に、今日は良い1日になりました。今夜幾つか確認しなければいけない点がいくつかありますが、バランスの面で車は問題ありませんでした。2つのセッションで収集したデータは重要であり、明日、タイムをさらに上げるのに役立つでしょう」と初日を振り返り、以下のように続けていた。
「先週のバーレーンでは、わずか0.007秒で予選Q3に進めませんでしたが、それだけ非常に厳しい競争であることを示しています。もっとも、それがチームと自分自身のモチベーションと集中力を維持させています。今夜は微調整し、明日以降の予選と土曜日のレースに向けて全てを整えていきます」
RBのレーシングディレクターであるアラン・パーメインも、「今日は我々にとってかなり良い1日だった」とポジティブな印象を明かし、「明日の予選に向け、夕方の涼しいコンディションにおいてソフトタイヤ2セットで走りたかったので、他チームとは少し異なるプログラムを実行した。FP2の終わりにはユウキが11番手となったが、残念ながら、ダニエル(・リカルド)はアタックでトラフィックに巻き込まれた(1分30秒088で19番手)」と語っている。
メディアの反応を見ると、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、「イタリア・ファエンツァのチームは、FP1ではソフトタイヤを温存したため、角田とリカルドはそれぞれ16番手と12番手に落ち着いたが、夜(FP2)になると角田は改善し、11番手に上昇したが、リカルドはトラフィックで19番手に止まった」と伝えるとともに、先週の例の一件についても言及した。
「RBにとってはポジティブな1日だったが、そのことは順位表からは分かりづらいかもしれない。バーレーンでのスワップをめぐるトラブルは解決し――そうであることを願うばかりだ――、ユウキとダニエルは再びレースに集中している」
またフランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「初日を終えた段階で、ジッダでのRBのパフォーマンスを理解するのは難しい。角田はトップ10に近づいたが、リカルドは順位表の最後列に位置しており、この超高速サーキットにおける『VCARB01』の本当のポテンシャルがどの程度なのか、現時点では不明である」との見解を示していた。
予選で見事な走りを見せ、Q3進出で9番手に食い込んだ角田。リカルドもなんとかQ2進出で14番手につけており、RBの巻き返しが注目される第2戦だ。
構成●THE DIGEST編集部
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