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バレーボール

リーグ制覇ならずも「アメージングな成績」 高橋藍、伊3年目は大躍進の準Vフィニッシュ&公式戦500得点達成!

THE DIGEST編集部

2024.04.30

リーグ準優勝に貢献した高橋。現地識者も急成長を絶賛する。(C) Lega Pallavolo Serie A

リーグ準優勝に貢献した高橋。現地識者も急成長を絶賛する。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間4月28日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2023-24シーズン・プレーオフ決勝の第4戦が行なわれた。男子日本代表の高橋藍が所属するレギュラーシーズン5位ミント ヴェロ バレー・モンツァは、同2位シル スーサ ヴィム・ペルージャとホームで対戦。セットカウント1-3(25-19、23-25、25-27、20-25)で敗れて準優勝となり、念願のクラブ初リーグ制覇と日本人選手として21シーズンぶりの快挙へ僅かに届かなかった。

【画像】甘いマスクと攻守に躍動する姿に日本中が熱狂!“龍神NIPPON”で活躍する高橋藍のキャリアを厳選ショットで紹介!

 初戦をアウェーで落としたモンツァは、ホームでの2戦目に勝利するも、3日前に再び敵地で行われた第3戦で2敗目。王手をかけたペルージャをこの第4戦で倒して最終戦へ持ち込むことが、優勝へ望みをつなぐ唯一の手段だった。

 モンツァの先発はこれまでの3試合と同じメンバーで、アウトサイドヒッター(OH)が高橋、カナダ代表のスティーブン・マーとエリック・レプキー、ミドルブロッカー(MB)はイタリア代表ジャンルーカ・ガラッシとガブリエレ・ディ マルティーノ、司令塔がブラジル代表フェルナンド・ジル クレリン(通称カショパ)。

 ペルージャも布陣を変えず、OHポーランド代表カミル・セメニュクとウクライナ代表オレフ・プロツニスキー、MBブラジル代表フラビオ・グアルベルトとイタリア代表ロベルト・ルッソ、オポジット(OP)チュニジア代表ワシム・ベンタラとセッターのイタリア代表シモーネ・ジャンネッリを起用した。

 第1セット、モンツァは高橋のアタック3打などでペルージャの背中につける。そして中盤の入り、高橋のエースを起爆剤に前へ出ると、以降、一度もリードを手放さず。効果的なサーブで相手のミスを誘うなどしてブレークを重ね、5点差で試合を先行した。

 モンツァは高橋の会心のバックアタックで第2セットをスタート。セット先取の勢いを味方に中盤にはリードを最大5点まで広げる。ところが、ペルージャが1セット目途中から起用したポーランド代表OHウィルフレド・レオンにボールを集めて猛攻を開始。故障により今季これまで出場機会の少なかった相手主将に次々とレフト攻撃を決められ、終盤に逆転を許してセットカウントを1-1とされた。

 第3セットはモンツァが序盤から苦戦。ペルージャはレオンに加え、2セット目中盤からコートに立ったキューバ代表OPハイメ・エレーラが躍動し、終始劣勢を強いられたモンツァは4点のビハインドで相手にセットポイントを握られる。その窮地、相手を震え上がらせたのは高橋だった。レプキーがサイドアウトを奪った後、サーブに立つとエースを皮切りにブロック2発を呼び込み、3連続ブレークでデュース。しかし、ペルージャがセットポイントを奪い返したところで、モンツァの攻撃がラインを割り、2セット目を譲り渡した。
 
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