格闘技・プロレス

歴史的な旗揚げ戦”MVP”は100キロ級の巨獣・ボジラ! 敗れたジュリアはSareeeに意外な提案「マリーゴールドに定期参戦して」

どら増田

2024.05.21

ボジラ(中央)はジュリア(左)と詩美(手前)を軽々と抱え上げるほどの驚愕パワーを発揮。会場は騒然とした。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 女子プロレスの新団体「マリーゴールド」が旗揚げ戦となる『Marigold Fields Forever』5.20東京・後楽園ホール大会を開催した。スターダムの創設者であるロッシー小川氏が昨年スターダムを退団すると、今年に入りジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月が追随する形でロッシー氏が代表となる新団体への合流を表明した。ここにフリーの高橋奈七永、元アイスリボンの石川奈青、さらにアクトレスガールズを退団した6選手が所属となり、旗揚げの日を迎えた。

 今大会のチケットは販売からわずか3時間で完売したという。スターダムの1強時代が続いてきた女子プロレス界にとっては、東京女子プロレスよりも上を行く期待値が高いと言っていいだろう。
 
 メインイベントでは、ジュリア&詩美のマリーゴールド最強タッグに、フリーの大物Sareeeと、初来日となる怪物系外国人レスラーのボジラがタッグを結成し対戦した。

 注目は旗揚げ発表会見に乗り込んで参戦を直訴したSareeeとジュリアの絡みだ。Sareeeは以前から「岩谷麻優、ジュリアとやりたい」と口にしており、岩谷とはスターダム4.27神奈川・横浜BUNTAI大会で対戦し、激戦の末に敗れている。しかし、Sareeeはフリーというフットワークの軽い立場を上手く利用して、団体の枠を跨いでマリーゴールド旗揚げ戦にも参戦してきた。

 この2人は激し過ぎるエルボー合戦を繰り広げるなど、熱を帯びた闘いを展開。ここに詩美も存在感を示そうと激しいファイトに加わっていく。

 だが、この試合で凄かったのはノーマークだったボジラだ。プロフィールには181センチ91キロと書かれていたが、100キロはありそう。ボジラというリングネームは『ゴジラ』がモチーフになっており、ファイトスタイルはまさに怪物レスラーそのもので、ジュリアや詩美をバッタバッタと倒していく姿にコアな後楽園のファンは大熱狂。ボジラ・コールが発生するなか、最後はボジラがセカンドロープから重爆ムーンサルトプレスでジュリアを圧殺すると、Sareeeがトドメのリストクラッチ式裏投げを放ちカウント3。Sareee&ボジラ組が勝利を収めている。
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敗れたジュリアがSareeeに仰天懇願「マリーゴールドに定期参戦して」