バレーボール

日本がドミニカ共和国を3-1で撃破し通算6勝2敗! パリ切符を占う運命の福岡大会に向け、弾みつける3連勝!【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.01

ドミニカ共和国を破り、大会通算6勝2敗とした日本。中国大会を終え、次戦はいよいよ福岡に舞台を移す。(C)Getty Images

 苦しみながらも、今夏のパリ切符獲得へ着実に前進した。

 パリ五輪の出場権を懸けたバレーボールの最強国決定戦「ネーションズリーグ」は現地6月1日、女子予選ラウンド第2週・中国大会の最終戦が行なわれ、世界ランキング7位に浮上した日本代表は東京五輪8強のドミニカ共和国代表(同11位)と対戦し、セットカウント3-1(25-20、23-25、26-24、25-23)で勝利を収め、これで3連勝。大会通算成績を6勝2敗とし、今月12日から始まる第3週・福岡大会に弾みをつけた。
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 第1セット序盤は、お互い競り合う展開が続いたが、8-8から山田二千華が打点の高い相手のスパイクをブロックするなど、日本が4連続得点。岩崎こよみのサービスエースも決まり、点差をさらに広げる。終盤はドミニカ共和国が粘り、長いラリーから日本は失点を喫するが、最後は相手のサーブミスで決着。日本がまず先取した。

 逆に第2セットはドミニカ共和国が主導権を握る。高さを生かした相手のパワフルな攻撃が機能し、常に先手を奪われる苦しい展開に。日本は前日の中国戦で最多25得点をマークしたキャプテン・古賀紗理那のスパイク、途中出場の宮部藍梨がサーブから連続得点で追い上げるが、先にセットポイントを許す。だが、そこから4連続ポイントで1点差に迫ったものの、最後は相手の強打に屈し、このセットを落とした。

 第3セットも一進一退の攻防。相手の強打が何本も襲うが、日本は粘り強いバレーでしのぐ。途中出場の石川真佑、古賀のバックアタックなどで逆転するが、課題である20点目以降から連続得点を許し、相手のサービスエースなども決まり、24-24の同点に追い付かれる。結局デュースにまでもつれたが、最後は古賀がレフトから渾身のスパイクを決め切り、日本が競り合いを制して王手をかけた。
 
 勝負の第4セットは、崖っぷちのドミニカ共和国が立ち上がりから猛攻を見せ、日本は序盤から5点のビハインド。だが我慢しながら点差をコツコツ詰めていき、岩崎のブロックポイント、石川のバックアタックなどで4連続得点。相手のミスも重なり、終盤でついに同点に追い付く痺れる展開のなか、日本が先にマッチポイント。最後は相手の強打を止め、最大8点差のビハインドから大逆転勝利。25-23で接戦をモノにした。

 すでに五輪のバレーボール女子の出場枠「12」のうち、7チームが決まっているなか、今大会で残る5つの出場枠に滑り込むには、予選ラウンド終了時の6月17日付の世界ランクで日本はアジア最上位になるか、もしくは五輪出場権獲得チームとアジア枠とアフリカ枠を除く上位3チーム以内に入ることが条件となる。

構成●THE DIGEST編集部

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