バレーボール

「カナダでもクリアしたい」角田裕毅、モナコに続く初ポイント獲得に意気込み! 地元放送局は「素晴らしいシーズンを継続できるか」と興味

THE DIGEST編集部

2024.06.06

今季8戦中5戦で入賞と好調を維持する角田。カナダGPでは初入賞を目指す。(C) Getty Images

 F1第9戦のカナダ・グランプリが今週末にモントリオールの「ジル・ヴィルヌーブ・サーキット」で開催される。今季ここまで好調を維持しているビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は、過去に入賞経験のないこの北米でのレースに向けて意気込み等を語った。

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 第6戦マイアミGPから3戦連続(スプリントを含めたら4レース連続)でポイント圏内フィニッシュを飾り、その評価を大きく高めている彼は、チームの公式サイト等を通して、「まず、カナダに行くことを楽しみにしています。なぜなら、僕はモントリオールという街自体が大好きだからです。レースの前に数日間、友人と一緒にここで過ごす予定です」と開催地への好印象を明かし、続けてここでのレースウィークエンドに言及している。

「好きなコースですが、まだここでポイントを獲得したことがないので、間違いなくそれが今週末の最大の目標になります。2週間前にはモナコで初めてポイントを獲得できたので、カナダでもそれをクリアしたいと思います。チームは今、とても良い状態であり、上手く機能しているので、自分たちの仕事に集中し、土曜日(予選)のQ3進出と日曜日(決勝)により多くのポイントを獲得するために、全力を尽くす必要があります」

 過去2度、このノートルダム島の公園内周回道路を利用したコースを走行した角田だが、2022年は11番手まで順位を上げたところでピットロードの出口で直進してウォールに突っ込むというミスを犯してリタイアを喫し、昨季は予選で他者を妨害したとして3グリッド降格性分を受け、19番手からスタートして懸命に挽回を図るも、14位でレースを終えるなど、ネガティブな印象の方が強く残っているため、現在の勢いでこれを払拭したいところである。

 RBのレーシングディレクター、アラン・パーメインは「このサーキットは、低速コーナーと縁石では柔軟性が、一方で素早い方向転換のためには硬く鋭い挙動も求められるため、セットアップには多少の妥協が必要となる。また長い直線があるため、最近のレースよりも空気抵抗を減らさなければならない」と、最適の車の状態を見つけるのが簡単ではないことを指摘した上で、「『VCARB 01』がポイント獲得を続けられることを楽しみにしている」と期待を寄せた。
 
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「角田は大きな注目を集めているうちに、別のチャンスを掴もうとしているのかもしれない」