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やり投げ世界女王・北口榛花が62m87で2年ぶり4度目の優勝! 悲願の五輪メダルへ、国内ラスト投てき【陸上・日本選手権】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.06.28

北口が2年ぶりに日本選手権を制した。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 6月27日、パリ五輪の代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権が新潟県のデンカビッグスワンスタジアムで行なわれ、女子やり投げ決勝に昨年の世界選手権金メダリスト・北口榛花が登場した。五輪前、最後の国内実戦の場で世界女王が62m87をマークし、2年ぶり4度目の優勝を飾った。

 初の五輪メダル獲得へ、世界女王が新潟で弾みをつけた。すでにパリ五輪の代表権を内定している北口は1投目を61m10の全体2位でスタートすると、2回目には62m87と距離を延ばしてトップに立った。3投目以降は記録が伸びず、首をひねる場面が続いた。優勝が決まった後の最終投てきは59m87で終え、結局前半より距離は出なかったが会場は世界女王の投てきに熱視線を送り、大いに沸いた。
 
 オリンピックに向けた最後の国内実戦は満足する記録はマークできなかったが、ラストマッチを見守ったファンに女王はトレードマークの弾けたスマイルを見せた。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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