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【F1】「レッドブルが彼にチャンスを与える時」 4戦ぶり入賞を飾った英国GPでの角田裕毅を専門メディアは軒並み高評価!

THE DIGEST編集部

2024.07.10

イギリスGPで4戦ぶりに入賞を果たした角田。(C)Getty Images

 ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は、F1第12戦イギリス・グランプリで10位入賞を飾り、モナコGP以来4戦ぶりのポイント獲得を果たした。

 フリー走行1回目(FP1)で5周目にスピンを喫し、その後の走行ができなくなるという悪い週末のスタートを切ったものの、予選、決勝ともに変化する天候を味方につけ、また安定したドライビングによってポジションを守り、難しいと思われていたトップ10入りを見事に実現してみせた。

 久々の入賞で今季通算ポイントを22に伸ばした日本人ドライバーに対しては、当然ながら各国の専門メディアも軒並み高評価。英国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』は10点満点の採点で「7」を与え、「今季のRBは高速サーキットで弱く、シルバーストーンでも苦戦が予想されていたものの、ここでポイント圏内に持ち込む角田の能力は印象的である。これは次戦ハンガリーGPに向けても、チームやこの日本人ドライバーにとって好ましい兆候だ」と、今後の躍進にも期待を寄せている。
 
 同じく英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』の採点はさらに高い「7.5」で、「角田にとっては、目立たないながらも印象的な週末となり、ポイント獲得に成功した。チームメイトのダニエル・リカルドに対しても、明らかな優位性を示した」と寸評を記述。「6」の及第点とした『RACE FANS』は、以下のように彼の週末を評した。

「シャルル・ルクレール(フェラーリ)とセルジオ・ペレス(レッドブル)がポイント圏外だったことが、最終的に角田の10位入賞を助けたのは確かだが、この日本人ドライバーはシルバーストーンで十分なパフォーマンスを披露した。初日は恥ずかしいスタートを切ったが、その後は立て直し、チームのベストドライバーとなった。十分に評価できる」

『MOTORSPORT WEEK』は「8」の高採点を付与し、「予選でリカルドを上回り、オープニングラップで2つ順位を上げてポイント争いに加わった。チームの戦略も上手く機能し、角田はウェットコンディションで良いペースを披露。最終スティントでソフトタイヤが劣化し始め、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)に9位の座を譲った」と綴っている。
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「彼は明らかにRBで最速のドライバーだった」

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