現地７月13日、日本も参戦している男子バレーボールの国際大会「韓国招待試合」が韓国・堤川で開幕した。そのオープングマッチで韓国代表（世界ランキング28位）が強豪ブラジル（同７位）を迎え撃ち、見事セットカウント３―１（25-23、23-25、25-23、25-21）で競り勝った。
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　韓国男子代表はパリ五輪出場を逃がし、ネーションズリーグ（VNL）では2018年大会を最後に本選にさえエントリーしていない。来季に向けたVNLのアジア予選でもベスト４で敗退。それでも今年３月に就任したブラジル人指揮官、イサナイ・ラミレス氏のもとで世代交代と戦術刷新を図り、徐々にチーム力を高めてきた。

　韓国放送局『SBS』は「韓国男子バレーがブラジルに勝利するのは32年ぶりの快挙だ！」と熱っぽく伝え、「1992年から19連敗を喫していた相手から、小さな国際大会ながら価値ある１勝を挙げた」と続けた。もちろん、パリ五輪に出場するブラジルが派遣した選手団はフルメンバーではない。同局は「ブラジルは若手中心のメンバー構成で平均年齢は20.4歳。エリートメンバーは五輪に向けた準備に入っている」と説明したうえで、「とはいえ、現在アジア５番手に甘んじている韓国にとっては心強い結果である」と評した。
  　13日から17日まで開催される「韓国招待試合」には韓国、日本、オーストラリア、ブラジル、中国が参加しており、５チームが総当たりのリーグ戦を戦う。真保綱一郎監督が率いる日本Ｂ代表チームは主将の大宅真樹（サントリー）や西山大翔（大阪ブルテオン）、高橋慶帆（法政大）ら14名を選出。14日に地元・韓国との初戦に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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