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【F1】レッドブル重鎮がペレスに“最後通告”か...一方でマックスはペレスを“歓迎している”と元F1チームオーナーが独自見解

THE DIGEST編集部

2024.07.16

窮地に立たされたペレス(左)と“最後通告”を出したマルコ氏。(C)Getty Images

 直近数レースの低調なパフォーマンスから、更迭が噂されているF1レッドブルのセルジオ・ペレスにチームから最後通告が出たと海外メディアが報道。一方、元F1チームオーナーはマックス・フェルスタッペンが相棒としてペレスを望んでいると独自見解を述べた。

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 先日、チームとの契約更新が発表されたペレスだったが、サマーブレイクまでにチームメイトのフェルスタッペンと100ポイント差以上開いた場合にチームが一方的に契約を解除できるパフォーマンス条項があるとされ、現在137ポイント差でフェルスタッペンを追うペレスは残り2戦での挽回が必須となっている。

 専門メディア『GP Blog』によれば、レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は現在のレッドブルのマシンはマクラーレン、さらにイギリスGPではメルセデスより遅いと評価。そして「コンストラクターズタイトルを獲得するには2人のドライバーが必要」とここ数戦、表彰台争いにすら食い込めていないペレスを暗に非難した。

 そして、マルコ氏は「セルジオ・ペレスが調子を取り戻すことを願っている。次の2レースが終わった後に状況を評価し、何が起きたかを見るつもりだ」とし、翌戦、翌々戦でのパフォーマンスで評価を下すという、ペレスへの"最後通告"ともとれる発言をした。

 また、F1チーム「ジョーダン・グランプリ」創設者のエディ・ジョーダンは元F1ドライバーのデビッド・クルサードと共同でホストを務めるポッドキャスト「Formula for Success」内でフェルスタッペンはドライバー人事についてかなりの発言権を持っていると指摘。そして、ペレスがオーストリアでのランド・ノリスの位置(フェルスタッペンとトップ争いのバトルを繰り広げる)にいることは決してできないとし、それがフェルスタッペンがペレスをチームメイトに歓迎している理由だとし、「彼がカルロス・サインツがいるよりもチェコを望んでいることは明らかだ」と語った。

構成●THE DIGEST編集部

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