モータースポーツ

【F1】角田裕毅、身体に受けた衝撃はなんと“3.7トン”!「死んでもおかしくなかった」予選で起きたクラッシュの深刻さにファン驚き

THE DIGEST編集部

2024.07.23

打撲を抱えながら9位入賞を果たした角田。(C)Getty Images

 F1第13戦ハンガリーGP決勝が現地7月21日に行なわれ、RBの角田裕毅が堂々の9位入賞を果たした。前日の予選でのクラッシュからの復活には国内外のファンから大きな反響があったが、そのクラッシュの衝撃の凄まじさが判明し、SNSで話題となっている。

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 7月20日の予選でQ3まで順調に進出した角田はラストアタックのターン5で外側に膨らみ、そのままコースアウト、芝生帯の沈み込んだ部分を通過したことでマシンは跳ね上がりながらバリアに激突した。

 幸い直後の中継映像では角田がマシンから降り、悔しさをにじませている様子もうかがえており、予選後のインタビューでも自身の身体よりもマシンが修復できるかどうかを気にかける言葉が出るなど、パフォーマンスに影響があるようなケガは負っていないように見えた。

 しかし米スポーツメディア『SBNATION』は角田が予選のクラッシュで打撲を負っていたと報道。また、SNSで足を引きずるようにもみえる歩き方の角田の動画が出回るなど、事故のダメージは少なからずあったことが分かった。

 そしてファンらを驚かせたのはRB公式が発表したグランプリレビューだ。そこには「日本人ドライバーは、トップ10グリッドを争うシュートアウトで猛烈な速さのラップを刻んでいたが、ターン5の出口で濡れた芝生に片輪が接触し、VCARB 01が大破するという劇的な展開となった。このスポーツの非常に高い安全基準のおかげで、裕毅はこの68Gの衝撃から無事逃れることができた」との記載が。角田の体重は55キロほどと言われており、クラッシュの瞬間には実に3.74トンもの衝撃が加わったことになる。

 この事実にはファンから心配の声が続出。
「大事に至らなくて本当に良かった」
「死んでもおかしくない」
「後遺症残るレベル」
「安全性の高いマシン様様だなあ」
「体重が軽かったのも軽傷で済んだ理由かも」
「これ次戦スパは問題なく出れるのかな?」
といった反応が見られた。

 マックス・フェルスタッペンは2021年イギリスGP1周目でクラッシュし精密検査のため救急搬送され、最近になって目の後遺症を抱えていることが発表された。その事故の衝撃が51G。2020年バーレーンGPで激しいクラッシュを起こし炎上するマシンから奇跡の生還を果たしたロマン・グロージャンの事故の衝撃が67Gであることを考えると、今回の事故がどれほどすさまじいものであったかが分かる。

 また、F1史で見ても記録が残っている中でトップ5に入るほどのGがかかっていたと考えられる。ちなみに今日のモータースポーツの安全性向上推進のきっかけになったとされる、2014年日本GPでジュール・ビアンキがクレーン車に衝突した死亡事故は254GでF1史上最大の衝撃だったといわれている。

構成●THE DIGEST編集部

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