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「処分が厳しすぎるという声があるけど...」ロザン宇治原、体操・宮田笙子の喫煙・飲酒騒動を巡る世論を疑問視「議論すべきなのは」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.24

パリ五輪出場を辞退することとなった宮田。ロザン宇治原が独自の見解を示した。写真:滝川敏之

 お笑いコンビ「ロザン」がYouTubeチャンネルを更新し、体操女子・宮田笙子が代表行動規範に違反したことにより、パリ五輪出場を辞退した問題について持論を展開した。

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 この問題では、6月末から7月にかけて宮田に喫煙行為があったという内部からの情報提供をもとに、日本体操協会は本人にチームからの離脱と帰国を命じ、18日には聞き取り調査が行なわれた。その結果、喫煙に加え、トレーニングセンター内での飲酒行為も明らかとなり、19日に同協会が緊急会見を行ない、宮田の出場辞退が発表された。

 これまで多くの著名人がSNSなどで見解を示してきた問題について、ロザンの菅広文が動画内で「僕は、今回は辞退の方がいいんじゃないかなと思いますけど」と相方の宇治原史規に水を向けると、「前提で申し訳ないんですけど」としたうえで、宇治原は「いま現在、協会は処分を下していない。辞退したんです。辞退というのはあくまで本人の意思によるもの。辞退という言葉自体は本人が辞退を決めた時にしか使えない。だから、僕が一番思うのは、処分が一体何なのかをはっきりさせた方が良いということ」と指摘した。

 また宇治原は明確な処分の発表がないなかでの"出場辞退"に対して沸騰する世論を疑問視し、「(辞退という)処分が厳しすぎるという声があるんですけど、処分されてないんです」「辞退という処分はない」と独自の見解を示す。

 そのうえで、議論すべきは「辞退」が本人の意思によるものかどうかにあり、「あくまで憶測ではあるが」と前置きしたうえで、「宮田選手を協会が辞退させた、辞退を強要させた可能性があるのであれば、これは別の問題になる。ここを議論しなければいけない」と強調。宇治原としては、協会が処分を明確に下すこと、そして「辞退」が本人と協会の話し合いによって、決して強要されることなく決まったのかどうか、その2点が議論の対象となるべきだとした。

構成●THE DIGEST編集部
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