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「2分以上の動画は禁止」選手村の“10のルール”を英メディア紹介「飲酒、喫煙は禁止」「違反した者は懲戒処分」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.30

英メディアが選手村における“10のルール”を紹介した。(C)Getty Images

英メディアが選手村における“10のルール”を紹介した。(C)Getty Images

 パリ北部郊外のサンドニ地区に設けられた選手村には、食事や睡眠をとったり、トレーニングを行なう場所だけでなく、カフェや美容室、スーパーマーケット、セーヌ川沿いにあるリラクゼーションスペースなどが設けられている。

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 さまざまな国のアスリートが自由に交流する開かれた場所である一方、選手たちは敷地内にいる間、IOC(国際オリンピック委員会)が定めるルールを遵守しなければならない。英紙『Daily Mirror』が選手村における“10のルール”を紹介した。

(1)一般人は入村禁止
五輪に参加するアスリートは大会期間中、いつでも選手村を出入りすることができ、パリの中心部で家族や友人と会うことができるが、選手の家族や友人であろうと、一般人が選手村に立ち入ることはできない。

(2)飲酒や喫煙は禁止
選手村には各国アスリートが交流するスポーツバーが設けられているが、飲酒が禁じられているため、アルコールは提供されない。喫煙も禁止されている。

(3)健康づくりの促進
前回の東京五輪は世界的パンデミックのなかで行なわれたため、ソーシャルディスタンスが求められたが、パリでは性行為の禁止が解除された。選手村では安全な性行為と身体的、精神的な健康づくりを促進するためにコンドームを30万個配布する。

(4)2分以上の動画は禁止
選手村では他人の写真を許可なくSNSに上げることを禁じている。また、AIで生成した画像を使用したり、メディカルエリアの撮影、2分を超える動画をアップロードしてはいけない。

(5)プロパガンダの禁止
選手村、すべての試合会場、各種のセレモニー時、医療行為が行なわれている場所での抗議活動、政治的・宗教的・人種的なプロパガンダを禁止している。
 
(6)五輪精神の順守
記者会見やインタビューで意見を表明する機会が与えられているが、「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献する」五輪精神を順守しなければいけない。

(7)持続可能性
選手村は段ボールベッドの活用や地熱を利用した冷房システムで持続可能性を促進。大会終了後は地域住民を支援するため、敷地や住宅棟、施設が提供される。

(8)安全の確保
選手たちは薬物検査や年齢資格要件など、大会中の安全を確保するために、IOCが定めた規則や方針に従わなければいけない。

(9)年齢に応じたルール
ジムエリアやトレーニング施設では、選手たちはガイドラインに従って練習や準備を行なうことができる。18歳未満の選手に関しては承認された付き添い者とともに、施設内に滞在することができるなど年齢に応じたルールもある。

(10)懲戒処分
規定違反した選手は、各国の五輪委員会、各競技の国際連盟、IOCによって、それぞれの事案が評価され、大会期間中の競技失格など厳しい懲戒処分を受けることになる。

構成●THE DIGEST編集部

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